イーサリアムチャート2017年4月3日〜4月9日

今週のレート

始値  5,274円
最高値 5,518円
最安値 4,553円

相場考察

今週のイーサリアム価格は、先週の高値圏より一段下がった状態で推移し続けた。

価格の上下幅が 1,000円以下で、安定していると言えばそうなのだが、最近のイーサリアムブロックチェーンを使用した新ビジネスの立ち上げ数を考えれば、少々市場が大人しすぎるのでは?というのが正直な印象だ。

イーサ価格は 2週間前の史上最高額 6,208円に達してから一度だけ 6,000円台へトライする場面もあったが、それ以降は徐々に下落し今週の価格帯まで落ち込んだ。

ビットコインと比べてイーサリアムはシステム面では優れているが、まだまだユーザー数が少なく、巨大資本の参入がないのが価格の伸び悩みの原因だと考えられる。

イーサリアムPoWからPoSへの移行問題

イーサリアム業界でここ最近話題になっている問題が「 Proof-of-Work から Proof-of-Stake への移行」である。

PoS への変更は、何度もイーサリアム財団から今後の方針について発表があり、また、イーサリアム開発者のヴィタリク氏も「重大な問題」として取り上げている。

先日はこの問題に関するイーサリアムのシステム移行に震度ついてのプレゼンテーションも行われている。

下記動画はその時のプレゼンテーションの様子

Proof-of-Work(PoW)

現在、イーサリアムはビットコインと同じくマイニングを行なっており、取引計算を行ってブロックチェーンを作成している。

このマイニングの方法は「 Proof-of-Work( PoW )プルーフ・オブ・ワーク」と呼ばれている。

PoW とは日本語で「仕事量による証明」である。

シンプルに「マイニング時の計算量が多ければ多いほど、マイニング報酬を受け取れる確率が上がる」のだ。

これはビットコインも行なっているが、この PoW には大きな欠点がある。

それが「コストがかかり過ぎる」ということである。

マイニング報酬を少し多く獲得しようと思えば、より優秀なチップを、大量に動かして、大量の電気を消費するのが最も確率が高くなる。

しかし、初期投資費用も電気料金も比例して上昇する。

要は「運営するのに効率が悪い」のだ。

それ以外にも、とある 1社が全計算量の 51%に達した時、その会社がブロックチェーンを自由に改ざんできるリスクもある。

Proof-of-Stake (PoS)

先ほどの Proof-of-Work の対策案として、新たに出てきたのが「 Proof-of-Stake( PoS )プルーフ・オブ・ステーク」である。

PoS は「資産保有による証明」と呼ばれており、持っているイーサリアムの量によってブロック承認の確率が変化する。

「保有数多→高確率でマイニング報酬が発生」

という仕組みだ。

イーサリアムの大量に保有すれば、シンプルな計算ソフトを使用するだけでマイニングが可能になる。なので電気コストが PoW よりも圧倒的に低くなる。

また、セキュリティレベルの向上があり、資本力にものを言わせたマイニングパワーによる中央集権化も避けられると予想されている。

PoS のメリットは他にもあり、承認時間が極端に短い。(ビットコインの10分の1〜100分の1以下)

51%アタックのリスクが限りなく小さくなる。
(最も多く保有した人がイーサリアムを改ざんし、価値を落とせば自分の資産を削ることになるから)

上記のようなメリットがある。

イーサリアムの展望

現在は PoW を採用しているが、1年以上かけて両方を採用する PoW/PoS(ハイブリッドシステム)を導入する方針だ。

ただし、PoW で得たマイニング報酬は徐々に下げていき、PoS の報酬額を上げることで、最終的には PoS のみに移行する予定のようだ。

ヴィタリク氏は今年はソフトフォークにて、徐々に移行していき、最終的にハードフォークを行う予定だと話している。

現在の進行度合いを考えれば、イーサリアムは今年中に新しいバージョンの Metropolis(メトロポリス)でソフトフォークを行い。

最終段階の Serenity(セレ二ティ)でハードフォークを行うのではないかと考えられる。

今年は、先日のイーサリアム・ハードフォークよりも大きな動きが見られるかもしればい、引き続き市場観察を続けていきたい。

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