エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2021年9月29日に、同国で進められている「地熱エネルギーを活用したビットコインマイニング」の取り組みで最初の一歩を踏み出したことを明らかにしました。同氏が公開した動画にはマイニングマシンを接続する映像などが映し出されています。
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マイニング施設稼働に向けた最初の一歩
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は今年6月に「火山の地熱エネルギーを活用したビットコインマイニング施設を稼働させる計画」を明らかにしていましたが、2021年9月29日にはこのマイニング計画が実際に進められていることが報告されました。
ナジブ・ブケレ大統領は29日のツイートで『First steps(最初の一歩)』というコメントをつけて地熱エネルギーを用いたビットコインマイニング施設の動画を投稿しており、動画内ではマイニングマシンにケーブルを接続する風景などが映し出されています。
今回のツイートでは多くのことは語られていないため「マイニング施設の準備がどれくらい進んでいるのか」などは明らかになっていませんが、今回のツイートではマイニング施設の計画が現在も進められていることが報告されているため、コミュニティの間では今後の正式稼働などに期待が高まっています。
ブケレ大統領は6月のツイートで、同国の国営地熱発電所「LaGeo」の社長に対して『火山エネルギーを用いた、非常に安価で、100%クリーン、100%再生可能、CO2排出量ゼロのビットコインマイニング施設の計画を立てるように』と指示したと報告していたため、今後エルサルバドルで稼働されるビットコインマイニング施設は「環境に優しいマイニング施設」になると期待されます。
ビットコインのマイニングには膨大な電力が必要となるため「地球環境への悪影響」などを指摘する意見が多数出ていましたが、エルサルバドルは環境にも優しい方法でマイニングできるようにするための取り組みを進めているため、今後の取り組みにも注目です。