大規模な金融危機が10年以内に起きる?
暗号資産取引所BitMEXの共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は、Tom Bilyeu氏のYouTube動画にゲスト出演した際に「ビットコイン価格は2026年までに75万ドル〜100万ドル(約1億1,000万円〜1億4,900万円)まで上昇するだろう」との予想を語りました。
アーサー・ヘイズ氏は「世界恐慌よりもさらに酷い大規模な金融危機が10年以内に起きる」と予想しており、それが起きる前には株式・不動産・仮想通貨・美術品などといった様々な資産で第二次世界大戦以来の強気市場を経験することになると語っています。
また、同氏は多くの専門家が指摘しているのと同じように「米国政府が実施している経済危機の救済策によってインフレの問題が発生していること」を指摘、株式・仮想通貨・不動産のような供給量が限られていて、生産性が高く、収益が見込める資産に大規模な強気相場が訪れると予想しています。
なお、株式や不動産などの強気相場のピークは2026年頃に訪れると予想されており、その後は大恐慌のような状況が到来すると考えられています。
こちらの記事も人気です
仮想通貨・ビットコインの価格予想について
アーサー・ヘイズ氏は「政府の政策によって名目金利が6%〜10%の間で推移すると、投資戦略の多様化の波が訪れる」と予想しており、ビットコインのような仮想通貨はそのような変化で大きな利益を得る可能性があると予想しています。
ある種の金融不安が起こり人々が実質金利がマイナスであることに気づけば、政府が名目成長率を10%・5%・6%と高くしても、市場の人々は他の資産を買い始めるでしょう。仮想通貨もその1つです。
また、2024年の動きに関しては「金利がゼロまで急落する金融危機に直面する」もしくは「政府の支出に対して金利の上昇が追いつかない」という2つのシナリオを予想、どちらのシナリオになろうともビットコインの強気相場につながり、2024年末までにはBTC価格が7万ドル(約1,000万円)付近まで上昇すると予想されています。
BTC価格が7万ドルに到達した場合には過去最高値が更新されることになりますが、アーサ・ヘイズ氏は「そこから本当の強気相場が始まり、75万ドル〜100万ドルまで上昇する可能性がある」と予想しています(その後は70%〜90%下落する可能性があるとも予想)。
なお、ビットコイン価格上昇の要因としては「米国・欧州・香港などでのビットコイン現物ETF承認」や「ビットコインの半減期到来」などが挙げられています。
アーサー・ヘイズ氏は過去にも「ビットコイン価格は76万ドルまで上昇する可能性がある」との予想を語っており、「ビットコインが人工知能(AI)の通貨として使用されるようになる可能性」についてもコメントしています。
こちらの記事もあわせてどうぞ