2024年1月に「Solana基盤のUSDP」を一般公開
ステーブルコイン発行企業のPaxos(パクソス)は2023年12月22日に、ステーブルコインの発行基盤となるブロックチェーンをソラナ(Solana/SOL)にまで拡大する計画を発表しました。
Paxos(パクソス)は、複数のステーブルコインを発行していることで知られる企業であり、米ドル連動ステーブルコインである「USDP」や、金連動ステーブルコインの「PAXG」、PayPalブランドの米ドルステーブルコインである「PYUSD」なども発行しています。
同社はこれまでイーサリアムのブロックチェーン上でステーブルコインを発行していましたが、今回は「ニューヨーク州金融サービス局からSolanaのブロックチェーン上でステーブルコインを発行する許可を得たこと」が報告されています。
Paxosは2024年1月17日に”Solanaのブロックチェーンを基盤としたUSDP”を一般公開することを予定しているとのことで、「Solanaは高速かつ安い手数料の取引環境を提供しているため、米ドルステーブルコインと支払いにおいて魅力的なネットワークになっている」とも説明されています。
Paxosの戦略責任者であるウォルター・ヘザート氏と、Solanaの共同創設者であるラージ・ゴカール氏は、Solanaブロックチェーンへの対応拡大について次のようにコメントしています。
【Paxos:ウォルター・ヘザート氏】
Solanaをサポートするためのステーブルコイン・プラットフォーム拡張は、ステーブルコインを一般消費者の間で日常的に使用されるものにするための重要なステップです。Paxosはステーブルコイン市場における監視・準備金管理・発行の基準を定めてきました。USDPをSolanaに統合することによって、最も安全で信頼性の高いステーブルコインが、誰でも簡単に入手・使用できるようになります。
【Solana:ラージ・ゴカール氏】
「PaxosがSolanaのブロックチェーンでステーブルコインを発行することを決定した」という事実は「Solanaの高性能ネットワークと安い取引手数料は、規制された金融商品をサポートして、Paxosのようなリーダー企業に新たな拡張と革新の方法を提供できる」ということを示しています。Solanaのネットワークは、Paxosがよりオープンで財政的に強化された未来を目指すビジョンをさらに推進することを可能にするでしょう。
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(Paxos発表)