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韓国ゲーム大手、Oasys基盤のレイヤー2「XPLA Verse」展開へ|OASは過去最高値を更新

オアシスが「Com2uS・XPLA」と提携

ゲーム特化型ブロックチェーンを展開している「Oasys」は2024年2月13日に、韓国の大手ゲーム会社「Com2uS」とそのWeb3事業子会社である「XPLA」とパートナーシップを締結したことを発表した。

オアシス(Oasys/OAS)は日本の大手ゲーム会社・Web3企業がバリデータとして多数参加するゲーム特化型ブロックチェーンであり、ユーザーが快適な環境でゲームをプレイできるよう「ガス代無料で高速な取引環境」が提供されている。

Oasysは、レイヤー1の「Hub-Layer」とレイヤー2の「Verse-Layer」で構成されているが、今回はXPLAがOasys基盤の独自Verse(独自レイヤー2)である「XPLA Verse(仮)」を構築することが報告されている。

また、Com2uSの代表的ゲームタイトルである「サマナーズウォー: クロニクル」や「ウォーキング・デッド:オールスターズ」などもOasysブロックチェーンを採用するとのことだ。

Com2uSは、韓国で初めてモバイルゲームの開発・サービスを開始したことで知られる大手ゲーム会社だ。同社は世界累計ダウンロード数1億3千万を超える「サマナーズウォー:Sky Arena」をはじめ、世界160カ国以上で多くのヒット作をリリースしてきた。

レイヤー1ブロックチェーンも展開する「XPLA」

XPLAは、デジタルメディアコンテンツのハブとして機能する、Tendermintベースのレイヤー1ブロックチェーンだ。

XPLAは、Explore and Play(探索とプレイ)という考え方に基づき、Web3ゲーム・ブロックチェーンゲームプラットフォーム・NFTマーケットプレース・メタバースなど、幅広いデジタルコンテンツを網羅的に展開し、ユニバーサルコンテンツの強豪として大規模なゲームインフラですべての人に崇高な創造的体験を提供している。

XPLAは、持続可能なブロックチェーンゲーミングエコシステムのために「Play to Own」の価値を中核として、ゲーマーの所有権とゲームにかけた労力が尊重される環境を促進している。

最近では「サマナーズウォー:クロニクル」、「MiniGame Party」、「Ace Fishing: Crew」などの大型IPを獲得しており、壮大な広範囲のサービスを展開しながら、コンテンツ主導型のブロックチェーンとして前進している。

Oasys活用ゲームの日本市場進出を加速

(画像:Oasys)

Com2uSは以前から、Oasysブロックチェーンの初期バリデータとして参画していたが、今後は独自Verseとなる「XPLA Verse(仮)」の開発を進め、Oasysを利用したゲームタイトルの日本市場進出を加速させることになる。

Oasysを採用するCom2uSのゲームタイトルには、「サマナーズウォー:Sky Arena」のIPを基にしたアクションRPG「サマナーズウォー:クロニクル」と、人気ゾンビテレビシリーズ「ウォーキング・デッド」を原作とするRPG「ウォーキング・デッド:オールスターズ」が含まれる予定だ。

これらのゲームは同社が開発する「XPLA Verse(仮)」を用いて提供され、より多くのプレイヤーがアクセスできるようになる予定だ。

Oasysは、今回の提携を通じて日本国内の規制要件に対応可能なダブルレイヤー構造を活用し、Com2uSの日本市場でのコンプライアンス達成とユーザーベースの拡大を支援する。

XPLAチームリードであるPaul Kim氏と、Oasysの韓国代表者であるDominic Jang氏は、今回の提携について次のようにコメントしている。

【XPLA:Paul Kim氏】
Oasysとのパートナーシップを通じ、XPLAは世界第3位のゲーム市場である日本での主要Web3ゲーム立ち上げを目指しています。これにより、5500万人以上の日本のゲーマーコミュニティへのアクセスを目指します。

【Oasys:Dominic Jang氏】
Com2uSとXPLAのOasysエコシステムへの参加を歓迎し、大いに期待しています。当社の協力が、プレイヤーにとって革新的なゲーム体験を創出することに貢献すると確信しています。

なお、Oasysは2023年、XPLAと共同でソウルでハッカソンを開催し、インターオペラビリティを中心としたWeb3の課題解決に取り組み、ゲーム体験の向上を図りました。

Oasysは今後もプレミアムIPを抱える大手ゲーム会社との提携を通じ、2024年の新しいビジョンであるOasys Dragon Updateの一つの柱であるキラーコンテンツの創出を目指してまいります。

暗号資産OASは過去最高値を更新

Oasysのネイティブトークンである「OAS」では、今月9日頃から価格上昇が続いており、本日13日には昨年2月に記録した過去最高値0.13ドル(約19円)まで価格が回復した。

2022年12月19日〜2024年2月13日 OAS/USDの週足チャート(画像:TradingView)

韓国は仮想通貨の人気が高い国の一つとしても知られており、これまでには「韓国の取引所で上場発表が行われたことによって価格が急騰した」という報告も多数なされている。

Oasys基盤のレイヤー2は続々と増えてきており、最近ではDMMグループの「DM2 Verse」、GMOメディアの「GESO Verse」なども発表されているため、今後のさらなるエコシステム拡大にも期待が高まる。

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