利便性を向上させた「Lace 1.10」リリース
カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業「Input Output」が開発したウォレットである「Lace」は2024年4月11日に、トランザクション署名時に取引内容を直感的に確認できる機能を備えた「Lace 1.10」をリリースしたことを発表しました。
Laceウォレットの開発チームは、ウォレット利用者がトランザクション署名時に「何を受け取って、何が出ていくか」を明確に把握できるようにするために3段階の開発計画を進めているとのことで、今回リリースされた「Lace 1.10」はこの計画の第1段階を実現したものだと説明されています。
画像表示でトランザクション内容が明確に
仮想通貨ウォレットでトランザクション(取引)に署名を行う際にはその取引内容が表示されますが、現在主流の仮想通貨ウォレットでは取引内容がテキスト形式で表示されるだけであるため、取引内容がわかりやすいとは言えない状態になっていました。
しかし、今回リリースされた最新版のLaceでは「トークンのロゴ画像」や「NFTのサムネイル画像」などが表示されるため、その取引でどの暗号資産がどのように動くかを直感的に把握できるようになっています。
また「input/output」セクションのアドレス重複も削除して、各アドレスが一回だけ掲載されるように変更が加えられたため、トランザクション情報をより明確に把握できるようになったとも説明されています。
ステークプールの情報確認もより便利に
今回の発表では、Laceウォレットを大画面表示させた際に確認できる「ステークプール情報」のページに改良を加えたことも報告されています。
今回の改良では、検索機能が改善されただけでなく「ティッカー・飽和度・コスト・マージン・生成ブロック数・誓約数・ライブステーク数などの並び替えオプション」も追加されているため、自分の希望に合うステークプールをより簡単に見つけることができるようになっています。
Laceは今月3日にも新機能搭載を発表していましたが、これらの取り組みは始まりに過ぎないとのことで、現在はLaceウォレットをより適切に保護するための次の段階に取り組んでいると報告されています。
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(Lace発表)