ブラジルの最大手銀行であるItaú Unibanco(イタウ・ウニバンコ)が、仮想通貨取引サービスを全ユーザー向けに提供開始したことが「Valor」の報道で明らかになりました。
イタウ・ウニバンコは2023年12月4日に、同社の投資プラットフォームを通じて一部のユーザー向けに仮想通貨取引サービスを提供していましたが、今回はこのサービスが全ユーザー向けに解放されたと報告されています。
同銀行の顧客は「Ion」と呼ばれるイタウ・ウニバンコの投資プラットフォームを通じて、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を売買することができるとのことです。
記事執筆時点で取引可能な仮想通貨はBTC・ETHの銘柄のみとなっていますが、将来的にはその他の仮想通貨もサポートされる予定だと伝えられています。
ただし、新しい仮想通貨の追加は現地の仮想通貨規制に左右されるとのことで、イタウ・ウニバンコはブラジル中央銀行がステーブルコインの取り扱いに関する規制を発行するのを待っている状態にあるとされています。
イタウ・ウニバンコは6,000万人以上の顧客を有するブラジル最大の銀行であるため、今後はブラジルやラテンアメリカ地域で仮想通貨取引がさらに活発化する可能性があると期待されています。
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(Valor報道)