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イーサリアム共同創設者「12万ドル相当NEIROトークン」を売却

ヴィタリック氏が「約171億NEIRO」を売却

イーサリアム(ETH)の共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が、約1,700万円相当のNEIRO(First Neiro On Ethereum)を2024年8月5日に売却したことがEtherscanのデータで明らかになりました。

NEIROは、イーサリアムをベースにしたミームコインで、NEIROのデプロイアドレスから総発行量の4%にあたる171億NEIROをヴィタリック・ブテリン氏のアドレスに送付されていました。

今回、ヴィタリック・ブテリン氏は約171億NEIROを1,700万円相当で売却していることから、デプロイアドレスから送付されたNEIROの大部分を売却したと見られます。

NEIROのコミュニティは今回の売却を歓迎しており、一時期は価格が下落しましたが、2024年8月6日時点で売却時と比較して価格が上昇しています。

ヴィタリック氏へのNEIRO送金について

今回のようなヴィタリック・ブテリン氏へのミームコイン送付は、主にプロモーション目的で行われるケースが多いです。最も代表的な事例はシバイヌ(Shiba Inu/SHIB)で、過去にはSHIB総発行枚数の50%がヴィタリック・ブテリン氏のアドレスに送付されています。

ヴィタリック・ブテリン氏はその後大半のSHIBを破棄し、一部を慈善団体に寄付しました。送付されたSHIBを取り巻くこういった一連の動向は、大きくニュースで取り上げられました。

以降、ミームコインがローンチに伴ってプロモーション目的で、ヴィタリック・ブテリン氏にトークンを送付する背景になっています。

NEIROは2024年7月末にローンチしたミームコインで、ローンチから1週間程度で約150億円を超える時価総額に達したとも報告されています。

NEIRO関連のトークンについて

「NEIRO」という名称は、著名なミームコインであるドージコイン(Dogecoin/DOGE)の元となった「かぼすちゃん」の後輩犬「ねいろちゃん」が元になっています。

なお、現在は「First Neiro On Ethereum」や「Neiro Ethereum」などといった複数のミームコインが発行されていて、それらの多くで「NEIRO」というティッカーが使用されていますが、かぼすちゃんやねいろちゃんの飼い主である佐藤敦子さんは2024年7月28日に「DOGE以外の仮想通貨プロジェクトを支持しない」と投稿しています。

価格の高騰や、著名なミームコインと同じような系統を持つことから注目を集めていますが、オンチェーンデータを扱う「Bubblemaps」によると、「Neiro Ethereum」はローンチ時点で供給量のうち70%以上が多くのウォレットに分散されたことなどが指摘されており、不透明なトークン配分などに批判の声も見られます。

NEIROは、コントロールされています。

ローンチ時に78%にスナイプされ、多くのウォレットに分散されました。インサイダーは約6億円を稼ぎ、未だに66%を所有しています。

2024年はミームコインの価格高騰や、仮想通貨の著名人や財団からポジティブな声明が見られるなど、ミームコインに注目が集まっています。ただし、ミームコインは価格変動が激しく、同じティッカーのトークンなども多いため、実際に売買する際には十分注意することが重要です。

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Etherscanデータ