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欧州ヘッジファンド大手カピュラ「約670億円相当のビットコンETF保有」が判明

欧州のヘッジファンド大手であるCapula Investment Management(カピュラ・インベストメント・マネジメント)が、約4億6,400万ドル相当の現物ビットコイン(BTC)ETFを保有していることが米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類で明らかになりました。

SECが公開している書類によると、カピュラ社はフィデリティのスポットビットコインETF(FBTC)を2億1,100万ドル、ブラックロックのスポットビットコインETF(IBIT)を2億5,300万ドル保有しています。これらを合わせると、カピュラ社の現物ビットコインETF保有額は合計4億6400万ドルに達します。

カピュラ・インベストメント・マネジメントは、ロンドンを拠点とする欧州で4位の規模を誇るヘッジファンド・マネージャーです。現在は世界最大級の債券系ヘッジファンドの一つとして知られています。運用資産は3兆円規模に達しており、大手年金基金や政府系ファンドからの資金を管理しています。

仮想通貨は2024年8月5日、グローバル市場のリスク回避の流れになどによる痛手を受け、ビットコインは一時16%強下落しました。イーサリアムも2022年11月の仮想通貨交換業者FTX破綻以来の大幅な下げとなり記録的な下げ幅となりました。

そんな暴落の中で、複数のメディアではブラックロックのビットコインETFの取引量が最初の1時間で14億ドルを超えたとも報道されています。

速報:BlackRockのスポットBitcoinETFは、市場暴落のさなか、最初の1時間で取引量が14億5,000万ドルに達しました。

また、5日の仮想通貨の暴落にもかかわらず、ブラックロックとフィデリティはビットコインを売却していないことがブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスのデータで明らかにされています。

速報:ブラックロックとフィデリティは暴落にもかかわらず、Bitcoinを売却していない、とアーカムのデータで判明

大手金融機関の仮想通貨市場への参入が進む中、市場の急激な変動にもかかわらず、機関投資家の長期的な戦略が見て取れます。

カピュラのような大手金融機関の大規模な投資と、ブラックロックフィデリティのような大手資産運用会社の長期保有は、仮想通貨市場の成熟と機関投資家の信頼の高まりを示唆しています。市場の変動は今後も続くと見込まれますが、投資家は引き続き慎重な姿勢を保つことが重要です。

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