資産管理でコインベース・プライムを選定
Sui財団がカストディと資金管理サービスを提供するためにCoinbase Prime(コインベース・プライム)をパートナーとして選定したことが明らかになりました。
Sui財団は仮想通貨スイ(Sui/SUI)の開発および運営を行なっている団体で、Metaのブロックチェーン研究開発部門であるDiemの元エンジニアたちによって設立された次世代のブロックチェーンです。
主な活動としてはSuiネットワークのエコシステムにおける成長支援を実施するための助成金プログラムの実施が挙げられます。
今回の連携によって、Sui財団が発行しているコミュニティ資産はBitGoとコインベース・プライムの両プラットフォームで管理されることになります。
コインベース・プライムはCoinbase(コインベース)の子会社である「Coinbase Institutional」が機関投資家向けに提供するプライムブローカープラットフォームです。資産の管理の分野においては強固なセキュリティを整えています。
Sui財団とコインベース・プライムの提携はSuiエコシステム成長の要因として重要視されています。DeFi市場において急速な成長が注目されているSui財団にとって、機関投資家向けサービスの強化が図れることは大きな一歩と言えます。
コインベース・プライムが高く評価される理由
コインベース・プライムが高く評価されている理由としては以下のようなものが挙げられます。
- 強固なセキュリティ体制
- 機関投資家に対するサービス提供
- 400種類以上のデジタル資産に対応
- 3,300億ドル(約47兆円)以上の資産管理実績
- ステーキング機能
コインベースは2014年から法執行機関向けのプログラムを設立しており、米国政府機関と長年協力してきた実績があります。
実際に米国司法省傘下の連邦保安局(USMS)が押収した仮想通貨の管理や売却サービスを提供する企業としてコインベース・プライムが選定され、複数年の契約を結んだ経緯などもあります。
コインベース・プライムのステーキングとガバナンス機能によって、セキュリティ維持が可能となっています。
プラットフォーム上では、クライアントは資産をコールドストレージから移動させることなく、ステーキングやガバナンス活動に参加できるため、自身の資産が脅かされることなく利回りを得ることが可能です。
今回のSui財団との提携によってコインベース機関投資家向けのサービスを強化しながら安全かつ効率的な仮想通貨市場の成長に貢献することを目指しています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=144.80円)
Souce:Coinbase Institutional公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Coinbase Institutional公式発表から引用