トランプ次期大統領、ボー・ハインズ氏を指名
次期大統領のドナルド・トランプ氏が、2024年12月23日に自身のSNS「Truth Social」で、ボー・ハインズ氏を仮想通貨評議会の事務局長に指名する意向を明らかにしました。
ボー・ハインズ氏は元大学フットボールの選手で、直近の選挙ではノースカロライナ州の共和党で立候補したものの、民主党候補に敗れ落選しました。海外メディアでは、ボー・ハインズ氏は仮想通貨の政治活動グループからの寄付を受けたと報道されており、仮想通貨に友好的と見られています。
大統領、ありがとうございます。あなたの次の政権に仕えることは、生涯にわたる栄誉です。あなたが国のためにこれまでしてくれたこと、そしてこれからしてくれることに感謝します。
私は、この産業(仮想通貨・デジタル資産)が繁栄し、米国の技術進歩の礎であり続けるように、優秀なデービッド・サックス氏と働けることを嬉しく思います。
仮想通貨評議会は、仮想通貨・デジタル資産に関する大統領諮問委員会です。ドナルド・トランプ氏は、12月初旬にAIおよび仮想通貨に関するホワイトハウスのトップに、元ペイパル幹部で仮想通貨への投資も行っていたデービッド・サックス氏を指名しました。
ドナルド・トランプ氏は発表に合わせて、両者の名前を出し「ボー・ハインズ氏は新しい役職において、デービッド・サックス氏とともにデジタル資産分野のイノベーションと成長を推進し、業界に必要なリソースを確保します」とコメントしています。
また、ボー・ハインズ氏の指名が発表されたのと同じ投稿では、人工知能の上級政策顧問に大手VCのa16zの元パートナーであるスリラム・クリシュナンを指名するとも発表されました。
経済諮問委員会にも仮想通貨友好派が指名へ
ドナルド・トランプ氏は12月22日に、経済諮問委員会の委員長にスティーブン・ミラン氏を指名する意向を明らかにしました。同氏は、仮想通貨に友好的な人物と見られています。
経済諮問委員会は、大統領に経済政策に関する助言を行う機関です。スティーブン・ミラン氏は過去に、金融分野における規制緩和や仮想通貨の潜在的な可能性について指摘しており、トランプ政権下における政策に影響を与える可能性があります。
ドナルド・トランプ氏は当選後、人事を徐々に明らかにしており、おおむね仮想通貨に友好的な人物が指名されています。12月初旬に、仮想通貨業界と複数の問題を抱えるSEC(米国証券取引委員会)の委員長には、仮想通貨に友好的なポール・アトキンス氏を指名しました。
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Souce:Truth Social
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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