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F2PoolでSegwit開始!ワン氏「coreは私を愛していない」

4月14日、世界 2位のマイナー企業 F2Pool が Segwit の導入があまり進んでいないことを考慮し、ビットコインとライトコインで Segwit のシグナリングを開始した。


このニュースは F2Pool の共同設立者兼オーナーである Wang Chun(ワン・チュン氏)がツイートしたことで、各メディアが取り上げ一気に拡散した。
全ビットコインの 18.7%は F2Pool によって採掘されたものであり、同社は全期間の採掘量でいえば Antpool 以上の世界最大のマイナー企業である。
今回、F2Pool の Segwit への参加は市場にどのような影響を与えるのだろうか。

Wang Chun「Bitcoin Coreは私を愛していない」

今回、F2Pool の Segwit 導入が話題になった原因は Wang Chun氏の4月13日のツイートである。


このツイート上では「 Segwit は災害になる。」「 私は Core に最善を尽くした。しかし coer は私を愛していません」な批判的な発言を行い
彼は「マイナーの大半が Segwit に反対するならば、開発者コミュニティは代替的な解決策を見つけなければならない」と語っている。

Segwit導入でビットコイン価格は高騰するのか?

F2Pool が Segwit のシグナリングを開始したことが拡散されて、市場に影響が出ると予想されていたが価格に大きな変化は出なかった。
これは市場に導入するためには、あと 58%もの支持を集めなければいけないことが原因だろう。
現在、Segwit は支持派が 37%、反対派 4%、準備中が 35%となっており、実行支持率の 95%までは程遠い。

UASFが現実的か?

Segwit 導入には2017年の11月までに実行支持率を達成しなければいけないという期限がある。
現状、Bitcoin Unlimited の最大のサポーターである Antpool がマイニング量の約 20%を獲得していることを考えれるとこの数値は現実的ではない。
そこで解決策として出されているのが UASF だ。
UASF に関しては別の記事で詳細に説明をしているので詳しくりしたい場合は下記リンクより読んでいただきたい。
→「 UASF(ユーザー・アクティベイテッド・ソフトフォーク)とは?