ビットコイン取引所「 BITPoint JAPAN 」は、国内大手コンビニとビットコイン決済導入へ向け協議段階に入っていることを発表した。
BITPoint は東証マザーズに上場する「 remix point 」の子会社で、今回の報道と合わせて「ビットコイン決済端末用のソフトウェア開発中」の報道もあったことで株価が急上昇した。( 12日間で 260%増)
remix point 社長兼 BITPoint JAPAN 社長を務める小田玄紀氏は「すでに大手コンビニと協議中で早くて年末、たぶん来年には内容を発表できる。」と来年には大手コンビニへのビットコイン決済が導入できる可能性を示唆した発言をしている。
ビットコイン決済の国内市場を狙うBITPoint JAPAN
小田社長は今回の大手コンビニビットコイン決済の今後について「将来的には数十万店舗という規模」で一気に導入する可能性があることも話している。
ただし「どこの大手コンビニか?」という質問に対しては「上場している国内(コンビニチェーン)企業」とだけ話し、今年の夏には相手企業の情報や今後の方針を発表する予定だと話している。
BITPoint JAPAN のビットコイン決済手数料は 1%でその他クレジットカードなどの支払い手数料と比べて格安だ。
同社は取引所運営の利益や投資による利益があることや、取引所内での取引は毎回ブロックチェーンに書き込んでいるわけではなく、社内システムで運用することで直接のビットコイン取引手数料を引き下げることで「 1%の格安手数料」に設定しても利益が出ると話している。
BITPoint JAPANの将来性
現在の BITPoint JAPAN の利用者数は 30万人程度、取引額は 1日で 100〜150億円を推移していることから、今後取引量が増加していけば手数料だけで数億円規模の手数料利益が生まれることになる。
BITPoint JAPAN は先日も、ビットコインATMや仮想通貨カード決済事業を行う BMEXと業務提携、中国圏最大の SNS 微博(ウェイボー)との連携や ANAの子会社で格安航空会社 Peach Aviation との業務提携で国内のビットコイン決済市場を着々と獲得している。
もし、BITPoint JAPAN が本気で国内の手数料市場を取りに行くのであれば、近い将来話題になっているビットコインデビットカード、仮想通貨デビットカードの発売にこぎつけるはずだ。その場合一気に利益・事業拡大が見込める。
BITPoint JAPAN には、日本におけるビットコインの通貨としてのポジションをぜひ高めていただきたい。