韓国での仮想通貨(暗号通貨)バブルが凄まじさを増しています。
ここ最近だけでも、数十万人の新規韓国人投資家がビットコイン(bitcoin/BTC)をはじめとした仮想通貨へ投資をはじめたと報道されています。
すでに韓国市場全体の通貨取引量は、日本・アメリカに続いて世界 3位にまで上昇しています。
この韓国での仮想通貨投資の過熱ぶりに、コルビットの創設者兼 CEO / Jonathan Lyu(ジョナサン・リュー氏)は、
「韓国の金融市場では、少数の人々が投資するとその流行りに追いつくために、その他の投資家は必死にその特定の資産に急いで投資する傾向がある。」
と、韓国の金融市場の特徴を語りました。
韓国の仮想通貨バブル
また、Jonathan Lyu 氏は、
「韓国では、言葉だけが本当に速く広がります。人々が投資を始めると、他の人たちはその投資のパーティーに加わることを望みます。今回もこの動きを中心としたコミュニティの動きが見られました。」
と、韓国の投資家やコミュニティの特徴も語りました。
8月には、韓国最大の仮想通貨取引所 Bithumb(ビットハン)の 1日の取引量が、韓国の主要株式市場である KOSDAQ(コスダック)の取引量を上回りました。
KOSDAQ は、アメリカにある先端技術株の中心である NASDAQ を「参考」にして作られた証券市場です。
韓国全体の中小企業から、ベンチャー起業の軍資金をより円滑に調達するために作られた KOSDAQ の取引量よりも、1取引所の取引量の方が大きいという事実は、韓国での仮想通貨投資への過熱ぶりがはっきりと見て取れるのではないでしょうか。
韓国政府の仮想通貨規制
韓国政府は、先日「ビットコインの先物取引の禁止」と「ICO の禁止」を行いましたが、韓国政府は現在、国内での仮想通貨投資の過熱ぶりに慌てて規制を「解除」する方針のようです。
仮想通貨市場に規制をかけたい韓国政府ですが、仮想通貨自体には非常に好意的で、日本のように利用者保護と反社会組織のマネーロンダリングなどを禁止することを目的とした規制をしていく方針です。
ただ、やはり政府が市場の動きについていけず、対応が後手後手になっている印象です。
現在、法律で禁止されているビットコイン(bitcoin/BTC)の先物取引も、次第に緩和されていくでしょう。
韓国は世界的な仮想通貨市場に成長する
韓国の仮想通貨市場は、日本とアメリカに続くほど “巨大な市場になる可能性” があると考えられています。
これは、韓国で 2番目の大手商業銀行、新韓(シンハン / Shinhan)などの国内で、影響力が大きい金融機関がビットコインウォレットなどのシステム開発を始めていることや、韓国政府が仮想通貨に所得税などを課税対象の予定というニュースからも、韓国が、国を挙げて仮想通貨対策に乗り出していることが変わります。
現在、韓国の仮想通貨法案は日本のものを参考にして作る予定だと言われています。
熱狂的な韓国人ユーザーが、今後どこまで増えるのか?
韓国で「億り人」と呼ばれる仮想通貨長者が数多く誕生する未来もそう遠くないかもしれません。
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