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ビットコインが金の代わりになる日も近い?

wyre社のCEOマイケル・ダウンワース氏が「ビットコインは金以上の価値を持ち、20年以内に現在の世界基軸通貨ドルの代わりになる。」と公表しました。詳細
現在、すべての発行通貨は「米ドル」を中心に価格が決まっていますが、その米ドルの代わりにビットコインが世界基軸通貨として使用され出されると彼は予想しているのです。
また、彼はビットコインが「金以上に使いやすく、優れた価値を持っている。しかし、金ほどの市場浸透もされていない。」とも発言し、
ビットコインが金以上の価値を持ちながらも、市場との互換性の低さ(使いにくさ)の問題点を指摘しました。

金本位制からビットコイン本位制

金本位制とは、大雑把に言えば、その国が保有する金と同価格の通貨を発行しても良いというルールのことです。その国が金を1オンス(約28.3g)分持っていれば、35ドル分の価値の通貨を発行しても良いというものです。

これによって、通貨の発行しすぎを防ぎ経済の混乱を止めていましたが、不況時などで急遽、通貨を発行したいときには足枷となることを理由に、1973年ニクソン大統領が禁止しました。(ニクソンショック)

ビットコインはこの金に変わる基軸通貨として

金が優れているのは、「どこの国でも価値がある」ことと「どんな時代でも価値がある」ことです。
円やドルなどの通貨は、国が潰れたり、情勢が不安定になれば価値が一気に下落します。
しかし、金の価値は通貨と比べると安定しています。理由は先ほどの「どこでも、いつでも価値がある」ということからです。
だから、今持っている通貨を金に変えていれば資産がより安定して守られる。ということです。
「では、みんな金を使えば良いのか?」と言われればそうではありません。金にもデメリットがあります。
それが「使いにくさ」です。

金のデメリット

金は物理的なものですから、そもそもモバイル決済などに対応しておらず、普通の店舗でも「金何100gでこの商品ください」なんてことをいちいちしてられません。
だからこそ、通貨があるわけです。
しかし先ほども申し上げた通り、通貨は「価値が安定しない」というデメリット。
金は「使いにくい」というデメリットがあるわけです。

ビットコインの公平性

ビットコインの大きなメリットは「マイニングにかかる費用がほぼ一定である」ということです。
通貨を発行するときは、その国の情勢や国際社会でのパワーバランスで発行した通貨の価値が変動します。
また金も採掘場所や人件費によって原価が変動します。
しかし、ビットコインのマイニングにかかる費用は「マイニング機器」と「電気代」がほとんどのため、原価に大きな変動がありません。
また世界中で使用されているため、国をまたいで価値が激変することもありません。
つまり、これまでの通貨や金のデメリットを解消するのがビットコインだとダウンワース氏は話しているわけです。
だからこそ「20年以内にビットコインが世界基軸通貨になる」と予想し公表したわけですね。

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