米格付け機関が選ぶ「ビットコインよりも優れた仮想通貨」

by BITTIMES

米国の格付け機関である「Weiss Ratings(ワイス・レーティングス)」は、"ビットコイン(Bitcoin/BTC)よりも優れた3つの仮想通貨"という動画を購読者向けに配信しており、その中の2銘柄としてカルダノエイダコイン(Cardano/ADA)とファントム(Fantom/FTM)を挙げています。

こちらから読む:ジョン・マカフィー氏の取引所に新機能「仮想通貨」関連ニュース

ビットコインよりも優れた「2つの仮想通貨」

Weiss Ratings(ワイス・レーティングス)は以前から様々な種類の仮想通貨を調査・分析した上でそれらの格付けを行い、その結果を公開・報告しています。同社はその中でも特にカルダノエイダコイン(Cardano/ADA)などの仮想通貨を高く評価していましたが、今回も再びADAを非常に高く評価しています。

仮想通貨メディア「Decrypto」の報道によると、Weiss RatingsのアナリストであるJuan Villaverde氏は「ビットコイン全体よりも優れているとは限らないものの、ビットコインよりも高度な技術を備えた分散型台帳は複数存在する」と語っています。

私たちはビットコインよりも高度な技術を備えた分散型台帳(コイン)がいくつか存在すると考えています。ただしそれは必ずしもビットコイン全体よりも優れているとは限りません。

Villaverde氏は、同社が評価を確立するために「技術・採用・リスク・報酬」という主要な4つの分野からプロジェクトを評価していると説明した上で、ビットコインは"採用"の面で他の仮想通貨を上回っているものの、その他複数の分散型台帳は"高度な技術"という面で優れていると述べています。

今回の報告では、3つすべての仮想通貨は明かされていないものの、以下の2つの仮想通貨に関する説明が行われています。

処理速度「大幅向上」の可能性|Fantom(FTM)

ファントム(Fantom/FTM)は、すでに存在しているブロックチェーンの「スケーラビリティ」と「確認時間の問題」を解決する、世界で初めてDAGをベースとしたスマートコントラクトプラットフォームです。

DAGとは「Directed Acyclic Graph(有向非巡回グラフ)」のことであり、一般的なブロックチェーンとは違い、1つのブロックに"複数のブロック"をつなぎ合わせることができるのが特徴です。

Villaverde氏は「FTMは分散型ネットワークでコンセンサスを得るための新しい方法を開拓している」と述べており、WeissRatingsは「複数のトランザクションを同時に書き込むことができるため、処理速度を大幅に向上できる可能性を秘めている」と評価しています。

また「Fantom」は分散化を促進し、セキュリティを向上させることもできると伝えられています。ファントムの特徴としては「素早い決済処理・非常に安い送金コスト(0.01ドル未満)・無限のスケーラビリティ・オープンソース」などが挙げられますが、記事執筆時点の時価総額ランキングは「128位」となっています。

圧倒的に「高品質」なプラットフォーム|Cardano(ADA)

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)は、"第3世代のブロックチェーン"としても知られている分散型アプリケーション(DApps)スマートコントラクトを構築するためのプラットフォームです。

Villaverde氏は、カルダノが「堅牢なプルーフ・オブ・ステーク(PoS)のブロックチェーンプラットフォームであること」や「すべての要素が高品質であること」などを高く評価しています。

また、Weiss Ratingsは「カルダノはあらゆる仮想通貨の中で最も複雑なものの1つであるものの、開発者たちがそれを構築しようと常に努力し続けている」という点で高く評価しています。

より具体的には「仮想通貨業界で問題視されている"誇大広告"を避けており、定期的に論文を公開しながら、各種機能を実装するための方法を説明する詳細動画もアップロードし、課題を明確に開示しつつ、ライブ配信で実際にプロジェクトを展開する具体的な日時も提供している」という面で高い信頼を獲得しているようです。

プロジェクトの細部にまで注意を払いながら「グローバルな金融システムに重要なインフラストラクチャを提供すること」を目指しているカルダノは「他の仮想通貨よりもはるかに高品質である」と評されており、プロジェクトに取り組んでいるトップレベルの数学者・エンジニア・コンピューターサイエンティストも高く評価されています。

カルダノ・ファントムに残された問題点

Weiss Ratingsは、ファントムやカルダノを"技術面"などで非常に高く評価していますが、プロジェクトの評価基準の中には「投資リスク/報酬」や「採用」も含まれているため、これらの通貨に対する総合評価では一般的なラインの評価を下しています。

Fantomは「採用率」や「投資リスク/報酬」のスコアが低いため総合評価は「C」となっており、Cardanoは「採用率」では"良い"と評価されているものの、「投資リスク/報酬」のスコアが低いため、総合評価は「C+」に留まっています。なお、ビットコインの総合評価は「B」となっています。

採用率や報酬の面ではビットコインが圧倒的に優れているため、この壁を乗り越えるまでにはまだ時間がかかると予想されますが、最近カルダノ財団は技術採用を促進するための取り組みを積極的に行なっているため、今後実際にカルダノの技術が活用されていくことになれば、これらの問題点も改善していくことになると期待できます。

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