今月18日、スイスで行われたダボス世界経済フォーラム2017にて、BitfuryGroup(ビットフューリィ)とCovington(コビントン)が共同で「グローバルブロックチェーンビジネス協議会(GBBC)」の立ち上げを発表しました。
BitfuryGroup は、世界一のマイニング用チップ生産企業であり、それと同時に世界でも有数のマイニングプールでもあります。
そのBitfuryが今回、GBBC という組織を立ち上げたということは、自社のブロックチェーン技術とそれを使用するノウハウを、いよいよ世界市場へ提供する方針を決めたということです。
Bitfury Groupとは?
BitfuryGroup はブロックチェーン技術の根幹である「ハードウェア製品」と「ソフトウェア製品」を同時に提供している企業です。
特にハードウェア製品である「Bitfury社製のマイニングチップ」は、世界一マイニングに最適化されたチップとして多くのマイニングプールに提供しています。マイニングプールでは、莫大なマイニング報酬を獲得するために、0.1 秒単位の競争と電力コスト削減が常に求められます。
Bitfury社製のマイニングチップは、計算速度の速さ・消費電力の少なさという点において、どのICチップよりもマイニングに適しています。
現在、世界でもランキング上位に食い込んでいるマイニングプールで使っているマイニングマシンの心臓部分はすべてBitfury社製のマイニングチップに変わっています。もちろん、Bitfury自体も世界第 3位のマイニングプールとして活躍しています。
Bitfuryは世界NO.1ブロックチェーン企業へ
今月Bitfuryには2つの大きな出来事がありました。
1つは30億円の融資を受けて中国のクレディ・チャイナ・ファインテックと契約を結びました。これにより中国のフィンテック市場の根幹技術にはすべてBitfuryのブロックチェーン技術が採用されます。そして、もう1つの出来事が今回のGBBC設立です。
GBBCとは?
グローバルブロックチェーンビジネス協議会(GBBC)はブロックチェーン技術の進化とその技術を世界市場にスムーズに提供するために設立されました。
今後GBBCは世界的企業とコラボレーションやパートナーシップをとることで、金融・商取引・知的財産・教育・財務・法律・政治・エンターテイメントなどあらゆる分野にブロックチェーン技術を提供し、ブロックチェーンの世界市場の拡大を進めていく方針です。つまりGBBCは「世界標準のブロックチェーンインフラ」を提供していく団体です。
当然、GBBC のブロックチェーンの根幹技術は BitfuryGroup の技術を採用しています。今後 BitfuryGroup はフィンテック市場において世界の中心となっていく企業となるでしょう。