
仮想通貨モネロ(Monero)「66倍の高騰からみる将来性」
仮想通貨モネロ(Monero/XMR)は、2014年4月に市場に出てきました。
当時の Monero「1XMR」の価格は「270円」ほどなので
今日の価格が 18,000円であることを考えると「約 66.6倍」にまで価格を上昇させたことになります。
仮想通貨モネロ(Monero/XMR)のチャート画像(参照元:coinmarketcap.com)
日本国内の仮想通貨取引所では、コインチェック(coincheck)でのみ購入できますが、なぜ Monero / XMR は、ここまでの高騰を見せたのでしょうか?
また、なぜ国内の取引所では、コインチェックでしか購入ができないのでしょうか?
仮想通貨モネロ(Monero/XMR)とは?
- 通貨名:モネロ(Monero)
- 通貨単位:XMR
- 運用開始:2014年4月18日
- 取引時間:2分
- アルゴリズム:Proof of Work / Crypto Night
- 供給量の上限:18,400,000XMR
- マイニング:CPU マイニング(4年でおよそ 86%が採掘される)
モネロ(Monero)とは、エスペラント語で「コイン・硬貨」を意味する言葉です。
仮想通貨の時価総額ランキングでは 8位につけ、総額 2,800億円の市場規模を誇ります。
Monero の大きな特徴といえば、やはり「高い匿名性(クリプトナイト・CryptoNight)」でしょう。
ビットコイン(bitcoin/BTC)を始めとする仮想通貨(暗号通貨)の場合、送金には「公開キー」と「暗号キー」を使って送ります。
そして、その公開キー・暗号キーは、共に "固定のキー" を使用します。
それに対し、モネロの場合は「観覧用秘密キー」と「送金用秘密キー」が存在し、
アドレスはマスターキーの役割を果たすことで、送金が行われる度に「ワンタイムアドレス」が発行され、取引履歴を確認しても「誰が取引したのか?」が全く見れない通貨になっています。
取引を観覧できるのは「観覧用の秘密キー」を持っている人だけです。
モネロ(Monero)高騰と韓国上場
モネロの高騰には、今年の 8月に韓国最大の仮想通貨取引所「Bithumb(ビットハン)」による上場が大きく関わっています。
ビットハンは韓国最大の取引所であると同時に、世界最大の取引高を持っており、
8月に上場が決まり、取引開始のわずか 4日間で 2.5倍近くにまで跳ね上がり、一気に価格を上昇させました。
これが、現在のモネロの価格に大きな影響を与えていることは言うまでもありません。
モネロ(Monero)がコインチェックでしか取り扱われない理由
日本国内におけるモネロの購入や取引は、コインチェックでしかできません。
その他の仮想通貨取引所は、Monero(XMR)の取り扱いについてあまり乗り気ではありません。
その理由は「金融庁に認められていない」と言う部分でしょう。
今年の 9月29日、金融庁は仮想通貨取引を取り扱う取引所(仮想通貨交換事業者) 11社を発表しましたが、その中に coincheck の名前は「上がっていません。」
つまり、コインチェックは国内 2番手の取引所でありながら「金融庁から許可が下りていない」と言う状況です。これは Monero(XMR)や Zcash(ZEC)などの「匿名性の高い仮想通貨」を取り扱っているいことが原因の可能性が高いといえるでしょう。
先ほどお話しした通り、モネロは「誰が誰にいくら送金したのか?」が全く見えません。
ということは「脱税」をしようと思えば、いくらでも可能だと言うことです。
海外では、反社会組織のマネーロンダリングに Monero(XMR)や Zcash(ZEC)が使用されているとの報道もちらほら見受けられ、モネロの大きなメリットである「高い匿名性」がここへきて問題視され、その通貨の取り扱うコインチェックへの許可が下4りないという状況を招いているのではないでしょうか。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
>>「コインチェックの仮想通貨交換事業社登録が遅れている理由」
モネロ(Monero)の将来性
現在も Monero/XMR の価格は上昇を続けています。
これはモネロの匿名性の部分を好んでいる人たちが一定数存在するからと考えて良いでしょう。
金融庁はこのモネロの送金を追跡することができません。これは「国家権力」からの干渉を受けにくいシステムということが言えます。
これが "コアなファン" が存在し続ける理由になっているのではないかと考えられます。
仮想通貨を支えるコアなファンの存在は、非常に重要ですからね。
また、モネロには「ブロックサイズ」が存在しません。
つまり、どれだけ利用者が増加しても、現在のビットコインが抱えている「スケーラビリティ」のような問題は "理論上起きない" ということです。
また、マイニング市場への "参加ハードルの低さ" も人気の一端を担っています。
モネロのマイニング(採掘)は「GPU マイニング」と呼ばれ、一般で販売されている PC でもマイニングをすることが可能です。
ビットコイン(bitcoin/BTC)の場合は、ASIC と呼ばれる専用の企業用の集積回路が必要で、この ASIC は高額なのでマイニングを行える人は限られてきますが、モネロ(Monero/XMR)の場合、一般のパソコンでマイニング可能ということもあり、密かに人気が出ています。
以上のことから、モネロの将来性は「今以上に高騰する要素がいくつも揃っている」と考えられますし、仮想通貨の市場拡大に比例して、価格と時価総額を上昇させ続けていくでしょうから、今後が楽しみですね。
関連記事
>>「「Monero(モネロ)100万円突破への道」今後の価格予測2018年〜2021年版」
>>「人工知能がモネロ(Monero/XMR)の 2018年を予測」
モネロ(Monero/XMR)の購入方法
先ほどもお伝えしましたが、モネロ(Monero/XMR)が購入できる日本国内の仮想通貨取引所は、コインチェック(coincheck)のみとなっており、ビットコイン(bitcoin/BTC)からだけではなく、日本円を入金して直接 Monero を購入することができます。取引所指定の口座に日本円を入金して、自分の保有したい仮想通貨(暗号通貨)に両替をするといったイメージです。
Monero(XMR)の他にも、イーサリアム(Ethereum/ETH)や話題のネム(NEM/XEM)などのアルトコイン(altcoin)を購入することができます。
モネロ(Monero/XMR)が購入できる仮想通貨取引所「coincheck」はこちら
ビットコイン(bitcoin/BTC)を始めとする仮想通貨(暗号通貨)の購入方法は、下記ページにて詳しく説明してあります。

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