仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)の公式パートナーである「K9 Finance(KNINE)」に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説するとともに、$KNINEを取扱う暗号資産取引所・価格・チャート・対応ウォレット・関連リンクなどの情報もまとめて掲載しています。

K9 Finance(KNINE)とは?

K9 Financeとは、シバイヌ関連のレイヤー2ブロックチェーンである「Shibraium」を基盤とした分散型金融(DeFi)プラットフォームです。

同プロジェクトでは、$BONEや$knBONEなどのトークンを運用することによって報酬が得られる「流動性ステーキング」と呼ばれるサービスが構築されており、プロジェクト自体は「K9 Finance DAO」と呼ばれる分散型自律組織(DAO)によって運営されています。

分散型自律組織(DAO)とは、特定の管理者や所有者が存在しない形でプロジェクトを推進する組織形態のことであり、一般的なDAOはガバナンストークンと呼ばれる独自トークンを保有するメンバーによって共同運営されています。

$KNINEは、K9 Finance DAOのガバナンストークンであり、$KNINE保有者はK9 Financeのプロジェクト運営で提案・投票を行い、プロジェクト運営やサービス展開に関わることができるようになっています。

K9 Financeは、世界的に人気の仮想通貨プロジェクトであるシバイヌ(Shiba Inu/SHIB)の公式パートナーでもあり、SHIBのバーン機能などを搭載した「Shibarium」を基盤としているため、K9 Financeの成長はSHIBエコシステム全体の成長につながると期待されています。

※$KNINEトークンは既に発行・取引されていますが、K9 Financeの流動性ステーキングプラットフォームはまだ正式稼働していませんので、偽サイトや詐欺サイトなどにはご注意ください。

K9 Finance($KNINE)の特徴・仕組み

Shibarium基盤の流動性ステーキングプラットフォーム

K9 Financeは、高速かつ低コストな取引環境を実現したイーサリアムのレイヤー2ネットワークである「Shibarium」を基盤とした流動性ステーキングプラットフォームとなっています。

流動性ステーキング(リキッドステーキング)とは、ステーキング可能な仮想通貨をDeFiプラットフォームに預ける代わりに「預け入れた仮想通貨の債権を証明するトークン」を受け取ることができるサービスのことを指します。

K9 Financeでは、Shibariumのネイティブトークンである「$BONE」を預けることによって「$knBONE」というトークンを受け取ることが可能で、これらのトークンを運用することによって報酬を獲得できるようになっています。

$KNINE、$BONE、$knBONE、$esKNINE

K9 Financeでは「$KNINE、$BONE、$knBONE、$esKNINE」という4種類のトークンが登場します。各トークンの概要は以下の通りです。

(画像:K9 Finance公式X

流動性ステーキングによる報酬獲得の流れ

K9 Financeのユーザーは「$BONE」を預けることによって「$knBONE」を獲得することが可能で、分散型取引所(DEX)である「ShibaSwap」に流動性を提供することで報酬を獲得できる仕組みになっています。

K9 Financeの流動性ステーキングにおける報酬獲得の流れは以下の通りです。

  1. $BONEを預けて$knBONEを受け取る
  2. ShibaSwapの$BONE/$knBONEに流動性を提供する
  3. 流動性プールへの資金提供で$esKNINEを獲得
  4. $esKNINEを$KNINEに変換
  5. $KNINEをステークして$BONEを獲得
  6. これを繰り返す

(画像:K9 Finance公式X

オンチェーン取引でSHIBバーンにも貢献?

K9 Financeは、シバイヌ関連のレイヤー2である「Shibarium」を基盤にしていますが、このShibariumでは「オンチェーン取引で徴収された手数料の一部をSHIBのバーン(焼却処分)に充てる」という仕組みが採用されています。

SHIBのバーンとは、仮想通貨SHIBを二度と利用できないウォレットに送金することによって、SHIB流通量を減らす行為のことであり、これによって実際のSHIB供給量が減少し、希少価値が高まり、価格上昇につながると期待されています。

K9 Financeで行われる各取引もShibarium上で実行されるため、K9 Financeで取引が増加すれば、Shibarium上での取引が増加する形となり、SHIBのバーン促進にもつながると期待されます。

K9 Finance DAOの分散型ガバナンスについて

K9 Finance DAOの主要グループ

K9 Finance DAOは「$KNINE保有者・Roundtable of Dogs・マネジメント評議会」という3つのグループでプロジェクト提案を決定・実行していく仕組みを採用しています。

これはコミュニティメンバーの意見を取り入れながら公平かつ安全な形で提案を実行していくための重要な仕組みとなっています。

各グループの概要は以下の通りです。

ガバナンス決定・実行の流れ

K9 Finance DAOでは「プロジェクト提案・審査・投票・実行」という4段階で意思決定と実行が行われる仕組みになっています。具体的な流れは以下の通りです。

  1. ディスカッションフォーラム
    「K9 Finance DAOの公式フォーラム」にアイデアや提案を投稿して、コミュニティから推奨事項や意見を求める。提案がコミュニティに歓迎されてフィードバックが組み込まれたら、次のステップに進むことが可能。
  2. Roundtable of Dogs
    選ばれたメンバーで構成される委員会が「フォーラムの提案を検討して、有効な提案を次のステップに昇格させるための会議」を毎月開催する。次のステップに進むためにはこの会議で75%の承認を得る必要がある。
  3. スナップショット投票
    Roundtable of Dogsが「選ばれた提案にコミュニティメンバー全員が投票できるようにするための公式提案」を作成。スナップショット時の$KNINE保有量に応じて、$KNINE保有者が提案に投票する。投票成立には$KNINEトークンの流通量の5%にあたる定足数が必要(1トークン=1票)。
  4. 実行
    スナップショット投票が可決されると、投票された提案が実際に実行されるよう「マネジメント評議会」に渡される。

なお、重大な脆弱性などで即時対応が必要な緊急事態の場合はディスカッションフォーラムを迂回して24時間投票に進むことが可能で、意見が割れる可能性の低い提案の場合はより簡単な投票手続きを提案することもできるようになっています。

K9 Finance($KNINE)の基本情報

プロジェクト・サービス名称 K9 Finance
ティッカーシンボル $KNINE
トークン規格 ERC-20
総供給量 999,999,999,999 KNINE(約1兆枚)
コントラクト Ethereum:0x91fbB2503AC69702061f1AC6885759Fc853e6EaE

$KNINEのリアルタイム価格・チャート

$KNINEを取扱う暗号資産取引所

$KNINEが上場している暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます(2024年4月時点)。

【日本国内の暗号資産取引所】
・なし

【海外の暗号資産取引所】
Uniswap(ユニスワップ)
MEXC(エムイーエックスシー)
BitMart(ビットマート)

$KNINE対応ウォレット

$KNINEを保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
MetaMask(メタマスク)
Trust Wallet(トラストウォレット)
Trezor(トレザー)

K9 Finance($KNINE)関連リンク

K9 Finance公式サイト
K9 Finance公式X(Twitter)
K9 Finance公式Telegram
K9 Finance公式Reddit
Github
ホワイトペーパー
エクスプローラー(Etherscan)


執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用