HashPortとKDDIがWeb3領域で協業
パレットチェーンやPLTなどの取り組みで知られる「HashPort」は2023年7月25日に、メタバース・Web3サービス「αU」などを展開している「KDDI」とWeb3領域における協業に向け検討する旨の基本合意書を締結したことを発表しました。
HashPortグループは2018年からブロックチェーン関連事業を展開しており、子会社である「HashPalette」はNFT特化型ブロックチェーンである「Palette」や、そのネイティブトークンである「PLT」を展開しています。
KDDIは、auブランドなどを手掛ける大手電気通信事業者として知られていますが、2023年3月にはWeb3関連サービスを提供するメタバース・Web3サービス「αU」のプロジェクトを始動したことも発表されています。
αUは、メタバース体験・360度自由視点の音楽ライブ体験・デジタルアート作品の購入・暗号資産管理・バーチャルショッピングなどといった様々なサービスを提供するメタバース・Web3サービスとなっています。
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αUのパレットチェーン対応など複数の連携
HashPortとKDDIは、両者が提供するサービスの融合について複数の領域で検討し、「Web3時代における新たな日常体験の創出」と「ブロックチェーン技術の社会実装」を加速させていくことを予定しています。
具体的には、以下のような内容を中心とした協業に関する協議を進めることで合意したとのことで、「X to Earnプロダクト等における協業」や「αUのパレットチェーン対応」などが計画されていることが報告されています。
- HashPortグループが提供するX to Earnプロダクト等のサービス群に関する協業
- KDDIが提供する「αU market」におけるパレットチェーン対応
- KDDIが提供する「αU wallet」におけるパレットチェーン対応
- HashPortグループによる「αU market」へのNFT提供
- HashPortグループ提供サービスの「αU wallet」対応
- 両社によるSBT(*1)をはじめとするトークン技術を活用した新規事業の共同検討
- 両社による新たなユーザー体験を創出するWeb3コンテンツの共同検討
- KDDIのPalette Chainコンセンサスノードへの参加検討
(*1)SBT:ソウルバウンドトークンと呼ばれる譲渡不可能なトークンのこと。
「αU」は様々なサービスを提供するメタバース・Web3サービスであるため、αUなどとの連携が図られることによって、「パレットチェーン」や「パレット関連の暗号資産」がより広く普及していく可能性があると期待されます。