ワールドコインを装う偽アカウントが増加
仮想通貨「WLD」の正式ローンチで注目を集めている暗号資産プロジェクト「ワールドコイン」になりすます詐欺師が急増していることが明らかになりました。
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)は、網膜スキャンを通じた分散型ID発行で、世界中のネットワーク参加者に仮想通貨WLDを配布する暗号資産プロジェクトです。
Worldcoinは今月24日に独自トークン「WLD」を正式ローンチしており、現在は大手暗号資産取引所を含む複数の取引所にWLDが上場、分散型IDを発行する際に利用される「Orb」の展開などでも注目されています。
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ワールドコインの公式Twitterは「@worldcoin」というアカウントIDで、本物のビジネスアカウントであることを証明する「ゴールドバッジ」が付けられていますが、現在はワールドコインを装う数十〜数百の偽アカウントが作成されていると伝えられています。
これらの偽アカウントは「@wcrldcoin」のような見間違いを起こしやすいアカウントIDで作成されており、一部のアカウントは有料で取得可能な「ブルーバッジ」を取得しているとも報告されています。
これらのなりすましアカウントは、ワールドコインを装って悪質なリンクを送っていると報告されているため、Twitterを利用している場合はそのような偽アカウントに騙されないよう注意が必要です。
報告されている一部の偽アカウントは既に削除されていますが、今後も新たな偽アカウントが作成される可能性はあるため、疑わしい場合には「アカウントIDが間違っていないか・プロフィールページにゴールドバッジがついているか」などを確認するようにしましょう。
なお、ワールドコインのホワイトペーパーでは「無料のWLDトークンはWorld App経由でのみ取得できる」と強調されており、「WLDのエアドロップ・ICOなどは存在しないため、偽アプリや偽トークンには注意するように」とも注意喚起されているため、エアドロップやICOを宣伝するアカウントには特に注意が必要です。
乗っ取りアカウントにも要注意