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アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領「中央銀行の閉鎖」を承認

中央銀行の廃止に交渉の余地はない

アルゼンチン大統領選で勝利したハビエル・ミレイ氏が、選挙中に公約として掲げていた「中央銀行の閉鎖」を再確認したことが明らかになりました。

これは、アルゼンチン大統領官邸の公式Xアカウントが24日に投稿した声明の中で報告されたもので、仮想通貨を含む金融関連のニュースを発信している「Watcher.Guru」も『アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、中央銀行を閉鎖することを確認した』と報告しています。

🇦🇷アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、中央銀行を閉鎖することを確認しました。

アルゼンチン大統領官邸が投稿した声明文には『ハビエル・ミレイ氏が率いる今後の政権に関する公式情報は、本メディアが発表したもののみであることを伝える』と記載されており、ハビエル・ミレイ氏も自身のXアカウントで関連する複数の投稿をリポストしています。

声明の中では「2023年12月10日から経済学者のオズバルド・ジョルダーノ氏が国家社会保障機構(ANSES)の長官に就任し、エンジニアのオラシオ・マリーン氏がアルゼンチンの国営石油会社YPFの責任者になる」ということが説明されており、『次期大統領のアジェンダとしては、本日午後に韓国のユン・ソンニョル大統領と電話会談を行う』とも記載されています。

中央銀行の閉鎖に関する内容は最後に記載されているもので、『デマが広まっていることを踏まえ、アルゼンチン中央銀行(BCRA)の閉鎖は問題ではないということを明確にしたい』と説明されています。

これは「中央銀行の閉鎖に交渉の余地はない」ということを意味するもので、中央銀行の業務を縮小するプロセスが開始される予定だと伝えられています。

ハビエル・ミレイ氏は「中央銀行とアルゼンチンペソの廃止・経済のドル化」などの改革を訴える自由至上主義者であり、今年5月にはテレビ番組で中央銀行の模型を破壊したことでも注目を集めていました。

同氏は過去にビットコイン(BTC)を支持する発言なども行なっているため、ハビエル・ミレイ氏が行う今後の政策や、中央銀行廃止後のアルゼンチンの動きには、仮想通貨業界からも大きな注目が集まっています。

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