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ビットコインETF否認!混乱する市場、今後はどうなるのか?

アメリカ時間の 3月10日。最近、ビットコイン業界を賑わせていたビットコイン ETF が証券取引委員会(以下、SEC )によって承認を拒否された。
承認拒否の理由は、不正取引防止、投資家利益の保護が不十分だったためだと言われている。
承認肯定派が 72%を占めていたアメリカのビットコイン市場は混乱しており、好調だった対ドル価格は 1,350ドルから980ドルまで急落した。
現在は少々落ち着きを取り戻し、1,100ドル前後を推移しているが、今後しばらくはビットコイン市場は弱気に振れる可能性が高い。

なぜビットコインETFは拒否されたのか?

SEC は今回の拒否について「監視分担契約に問題があるために否決した。」と発表している。以下 SEC の発表より。
「取引所はその商品に関する潜在的な商品、またはデリバティブを取引するために、調査・監視する契約を結ばなければならない。そして、市場は規制されなければなりません。」と発表した。
信託取引所取引商品( ETP )の株式を売買する証券取引所は、詐欺的行為を防止し、投資家と公益を保護するように設計されなければならず、今回ビットコイン ETF が上記のような要件を満たしていないことを理由に承認の拒否を行なったと言われている。

ビットコインETFの将来はどうなる?

反対派のアナリストは、ビットコイン ETF が現段階では必要ではないと話している。
しかし SEC は、規制されたビットコイン市場が今後発展していけば、将来的に承認する意思があることも公表している。
その他のビットコイン ETF は SEC の承認を得るために、今回のウィンクルボス兄弟のビットコイン ETF の失敗に関する情報を収集し、対策をしていくことでビットコイン ETF の導入を出来るだけ早い段階で取り入れたい方針も発表している。
大きく注目をされていたビットコイン ETF だけあって、否認のニュースは市場に大きな影響を与えていくだろう。