【今回のニュースの要点】
- ロバート・キヨサキ氏は「ビットコインがバナナゾーンに突入する」と考えている。
- ビットコインはルールに基づくお金で、政府が発行する法定通貨は負債に基づくお金。
- ルールに基づくお金は人々を裕福にするが、負債に基づくお金は人々を貧しくする。
- ETFも偽物の資産であるため、ビットコインETFを購入するつもりはない
BTCは裕福にするが、法定通貨は貧しくする
人気の著書『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズを執筆したことで知られるロバート・キヨサキ氏は2024年6月26日に、Global Macro Investor(GMI)の創設者であるラウル・パル氏が語る「ビットコイン(BTC)はバナナゾーンに突入する」という意見を支持する考えを語りました。
バナナゾーンとは、ラウル・パル氏が作った大幅な価格上昇を示す用語のことであり、キヨサキ氏は「バナナゾーンとは、ビットコインが放物線を描いて急上昇する時に、人々が『もっと買っておけばよかった』と言うような状態のことを指す」と説明しています。
キヨサキ氏は数年前にラウル・パル氏からビットコイン投資を勧められたことなどを受けて、ビットコイン価格が6,000ドル(約96万円)だった時に30 BTCを購入したとのことで、現在も毎月ビットコインを購入し続けているとも報告されています。
同氏はビットコインがバナナゾーンに突入しつつある理由について「ビットコインはルールに基づくお金で、政府が発行する法定通貨は負債に基づくお金だ」と説明しています。
ビットコインは「事前設計されたシステムで総供給量が2,100万BTCに定められた分散型の通貨」となっていますが、法定通貨は「政府や中央銀行などが自由に発行できる信用創造や財政赤字によって支えられている通貨」であるため、BTCのようなルールに基づくお金の方が長期的に価値を維持することができると考えられています。
キヨサキ氏は今回の長文ポストで「ルールに基づくお金はあなたを裕福にするが、負債に基づく偽物のお金はあなたを貧しくする」と説明しており、「ビットコインがバナナゾーンに突入する時にはしっかりとつかまっておくように」とアドバイスしています。
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「ビットコインETFは購入しない」とも発言
仮想通貨業界では、ビットコイン現物ETFをはじめとする仮想通貨ETFに注目が集まっていますが、ロバート・キヨサキ氏は2024年6月28日の投稿で「ビットコインETFは購入しない」とも語っています。
同氏は「金・銀・ビットコインなどのETFは全て偽物の資産である」と述べており、ETFでは実際の保有量以上の取引を行うことができるため、「ゴールドETFの例では1つのETFを通じて1オンスの金を100回以上売却できる」と説明しています。
キヨサキ氏は本物の金・銀・ビットコインを所有することを強く推奨していて、「私は本物の金・銀・ビットコインを所有し、銀行やウォール街の銀行家から遠ざけて厳重に保管している」と語っています。
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