WLDトークンのロック期間を3年から5年に延長
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)は2024年7月16日に、開発チームや初期投資家に割り当てられてWLDトークンのロックアップ期間(売却制限期間)を延長したことを発表しました。
ロックアップ期間の延長対象となるのは、ワールドコインの開発企業であるTools For Humanity(TFH)のチームやワールドコインの初期投資家に割り当てられたWLDで、World ID保有者に付与されているGrant(グラント/交付金)には影響を与えないと説明されています。
チームメンバーと初期投資家のロック期間は2024年7月24日から始まり、3年間にわたって徐々にロック解除されていく予定となっていましたが、今回の発表ではこのロック期間が3年間から5年間に延長されるということが報告されています。
助成金予約の報酬受取期限も延長
売却制限期間の延長で売り圧力が緩和する可能性
WLDトークンのロックが解除されると、ロック解除されたWLDトークンの売却で売り圧が増加する可能性がありますが、今回ロック期間が延長されたことによって、チームメンバーと初期投資家による売り圧力が緩和する可能性があると期待されています。
今回の変更で影響を受けるWLDトークンは今後徐々にアンロックされる予定で、トークン全体のロック解除はプロトコルローンチから5年後にあたる2028年7月末までに終了するとされています。
なお、2024年7月16日時点でワールドコインのコミュニティプールには72億2,000万WLDが残されているとのことで、これまでには合計2億1,100万WLDがWorld ID保有者によって請求されていて、これは現在流通している2億7,500万WLDの77%以上を占めるとも説明されています。
WorldChainの準備も進行中
WLD価格は2.9ドル付近まで回復
ワールドコイン(WLD)の価格は今年3月に12ドル(約1,900円)付近まで上昇しましたが、その後の下落で2024年7月12日には1.75ドル(約277円)付近まで下落していました。
しかし、今回の発表後にはWLD価格が2.9ドル(約460円)付近まで回復しており、記事執筆時点では2.78ドル(約440円)で推移しています。
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