2024年8月18日、ブロックチェーン業界に新たな風が吹き込みました。シンガポールに本拠を置くDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)が、教育分野で実績のあるヒューマンアカデミー株式会社、そして投資のプロフェッショナルA.W株式会社と手を組み、画期的な教育イニシアチブを発表しました。
この取り組みは「GameFi教育プロジェクト」と名付けられ、今回が第3弾となります。注目すべきは、DEAが手がけるメタバース「Fujiwara Kamui Verse(カムイバース)」を舞台にしたRPGシナリオコンテストです。
このユニークな試みは、次世代を担う若者たちにNFTゲームの世界を体験する機会を提供し、最先端の技術や新しい経済の仕組みを肌で感じてもらうことを目的としています。
コンテストの参加者は主に総合学園ヒューマンアカデミーゲームカレッジのプランナー専攻の学生ですが、他の専攻生にも門戸を開いています。応募は2024年8月30日まで受け付け、9月15日には成果を称える表彰式が予定されています。
また、最優秀作品には8,000円相当の50,000DEP(DEAPcoin)が贈られます。
「カムイバース」は、日本が誇る漫画家、藤原カムイ氏が世界観を描いたプロジェクトです。「神々と人間が共存する創世期の地球」という壮大なテーマのもと、アンティクア大陸を舞台に物語が紡がれていきます。このプロジェクトの魅力は、藤原カムイ氏とファンが協力して世界を作り上げていく点にあります。
DEAのFounder & Co-CEOを務める山田耕三氏は、このプロジェクトについて以下のように熱く語っています。
NFT-RPGは、ゲーム愛好家にとっては懐かしいプレイバイメール方式を現代に蘇らせる試みです。藤原カムイ先生が紡ぐ自由度の高いファンタジー世界で、ヒューマンアカデミーの若い才能が躍動し、新旧の要素が交錯する魅力的なコンテンツが生まれることを心から楽しみにしています。
一方、ヒューマンアカデミー株式会社の代表取締役、今堀健治氏は教育者の視点から以下のように述べています。
Web3.0やブロックチェーンといった新技術の波が押し寄せていますが、まだ国内での学習機会が限られています。実際に触れ、体験することで得られる学びの重要性を強く感じており、このプロジェクトはその貴重な機会となるでしょう。
A.W株式会社の川俣清隆氏も期待を寄せています。
NFT技術を活用したRPGのシナリオ作り、さらには最新のAI技術を駆使したゲーム開発の体験は、Web3.0時代を生きる若者たちに新たな視点と価値をもたらすはずです。
このプロジェクトは、ゲームを通じて未来を担う若者に、来たるべき社会の姿を深く理解してもらい、世界で活躍できる人材の育成を目指しています。第1弾では、学生たちがブロックチェーンを用いたNFTゲームの可能性や課題を学びました。第2弾ではNFTアートの制作に挑戦し、優れた作品が実際のゲームに採用されるという成果を上げています。
DEAが運営するGameFiプラットフォーム「PlayMining」は、現在260万人を超える世界中のユーザーを抱えています。「楽しみながら豊かな生活を送れる社会の実現」というビジョンのもと、サービスの拡充とコミュニティの拡大に力を注いでいます。
この革新的な取り組みは、ゲーム産業とWeb3技術の融合が秘める可能性に大きな期待を抱かせます。若い世代がどのような斬新なアイデアを生み出すのか、業界全体が注目しています。Web3時代の人材育成に向けた新たな一歩として、このプロジェクトの今後の展開が期待されます。
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Souce:DEA公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:DEA公式発表から引用