「米国を仮想通貨の世界首都へ」と発言
米国のドナルド・トランプ前大統領は2024年9月5日にニューヨークで開催された経済クラブのスピーチの中で、仮想通貨を積極的に支持する旨を語りました。
スピーチの内容は経済を含め多岐にわたりましたが、その中で仮想通貨・ビットコイン(Bitcoin)についても言及しています。
ドナルド・トランプ前大統領は仮想通貨・ビットコインについて「未来の産業を攻撃するのではなく、受け入れる。アメリカを仮想通貨とビットコインの世界首都にする」と述べました。
今回のスピーチにおいて、仮想通貨・ビットコインについての言及は上記に留まりました。ドナルド・トランプ前大統領は、これまでも仮想通貨に対してポジティブな姿勢をみせており、今回も再度その姿勢を強調しています。
ドナルド・トランプ前大統領と仮想通貨というトピックに関しては、ここ数週間でさまざまな動きが見られました。例えば、トランプ一族はDeFiプロジェクトである「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」の存在を、一族のSNSなどで示唆しています。
9月には、ワールド・リバティ・ファイナンシャルの一部が明らかになりました。まだ詳細は不明なものの、DeFiプロトコルであるAaveとイーサリアム上で構築されると見られています。
また、ステーブルコインを使用する可能性があることや、クレジット(信用情報)アカウントシステムを使用する可能性などが海外メディアや仮想通貨コミュニティでは指摘されています。
@worldlibertyfi(ワールド・リバティ・ファイナンスのタグ)
以前のスピーチ内容も注目
米政府の無駄遣い削減に向けた新組織
スピーチでは「政府効率化委員会」を立ち上げることも併せて発表されました。委員会のリーダーにイーロン・マスク氏を起用する意向であると明かされています。
ドナルド・トランプ前大統領によると、政府効率化委員会は連邦政府の支出を監査し無駄を排除して、改善することを目的としています。
イーロン・マスク氏もスピーチ動画を引用する形でこの件に反応しており、X(Twitter)にて、必要性をアピールしました。
これは本当に必要です(引用した動画に対しての発言。動画はドナルド・トランプ前大統領のスピーチ)
また、この他にもスピーチではAI産業の成長に必要な電力を増やす必要があること、国内の製造企業を対象に法人税を21%から15%に引き下げる経済政策などについて言及されました。
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Souce:演説内容
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用