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「10,000ドルが数秒で5ドルに」Pudgy Penguins(PENGU)の悲惨な取引が話題に

Pudgy PenguinsのPENGU取引が話題

2024年12月17日にPENGUの取引で1万ドル分(約150万円)のwSOLを投じた結果、5ドル分(約770円)のPENGUしか入手できなかった投資家がいることがSolscanのオンチェーンデータで分かりました。

PENGUは、主要なNFTコレクションの1つであるPudgy Penguinsが発行したミームコインです。2024年12月17日にローンチされ、大規模なエアドロップとなったことから仮想通貨業界から注目を集めています。時価総額は一時期30億ドル(約4,600億円)を超え、数時間で取引量は3億ドル(約460億円)を超えました。

エアドロップが話題になった一方で、大きな損失を発生させた投資家も存在しています。公式ローンチ5分前に取引を開始した投資家が、1万ドル(45.5wSOL)をローンチ当初の時価で5ドル(約78枚)に交換したとSNSで話題になりました。取引が行われたレートでの時価総額は、14兆ドル(2,100兆円)に達していたと見られています。

ある投資家が14兆ドルの時価総額でPENGUを購入し、数秒で1万ドルを5ドルに変えました。

短期間で巨額の損失が出た原因は?

投資家が行った取引は公式ローンチ前のものであり、非公式の流動性プールから行われたものでした。非公式の流動性プールに存在していたPENGUの供給量が少なかったことから、上記のような取引が行われたと考えられています。

PENGUのコントラクト自体は、11月下旬に作成されました。海外メディアやコミュニティは、正式ローンチまでの間に何らかの形で少数のPENGUトークンが流出し、流動性プールが作成されたと見ています。

一般的なDEX(分散型取引所)では、需要と供給に応じたアルゴリズムによって、自動的にレートを決定するシステムを導入しています。

このシステムでは今回のように流動性が著しく低い場合、非常に高いスリップページが発生する可能性があります。注目を集めた投資家はその後、正式ローンチ後にPENGUを購入しました。12月19日時点で2,000ドル相当(約30万円)を保有しています。

PENGU、広範囲なエアドロで注目

Pudgy PenguinsのPENGUは、主要なNFTコレクションのミームコインでありながら、関連のエコシステムを対象とした広範囲なエアドロップを行いました。

Pudgy Penguins関連のNFT保有者はもちろん、ソラナ(Solana)イーサリアム(Ethereum)のOGユーザー、ソラナエコシステムの使用者、Solana Sagaユーザーなどが対象となっています。

非常に広範囲のため、ソラナやイーサリアムエコシステムを利用したことがある方なら、対象となる可能性があります。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.8円)

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Souce:Solscan

執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用