カルダノがFCバルセロナとパートナーシップ
カルダノ財団のCEOであるフレデリック・グレガード氏は2025年1月9日に、スペインの強豪サッカークラブであるFCバルセロナとカルダノ(Cardano/ADA)のパートナーシップを発表しました。
FCバルセロナはカルダノとの協力を通じてファンとのつながりを再構築するとのことで、「FCバルセロナは15万人以上の会員と1,200以上のファンクラブによって運営されるコミュニティ所有のクラブであり、カルダノもコミュニティが支える分散型プラットフォームであるため、今回のパートナーシップはまさに理想的なマッチングだ」とコメントされています。
具体的には「Barça Vision」のWeb3イニシアチブを基盤としながらファンに力を与える取り組みが進められる予定で、両者は今回のコラボを通じて以下の3点を実現すると報告されています。
- 若いバルサファンのための雇用機会創出
- ブロックチェーン技術を活用した学習を促進
- NFTやADAのようなデジタル資産でファンに報酬を提供
Andamio活用で学習や報酬の機会を提供?
具体的には、カルダノ上に構築された「Andamio」と呼ばれるプラットフォームを活用する方針が明かされていて、ファンの人々はAndamioを通じて以下のような体験を行うことができるとされています。
- 持続可能性やジェンダー平等などの貴重なスキルを学ぶ
- バルサの125周年記念プロジェクトなどに取り組む
- 貢献に対してNFTや報酬を獲得
AndamioはCardanoブロックチェーン上に構築された教育・学習関連のプラットフォームであり、公式サイトではスキルを習得して仕事に活かしたり、ブロックチェーン検証済みの資格情報を雇用主が取得したりできることが説明されています。
このプラットフォームでは学習コースの作成者になれるとも報告されているため、FCバルセロナとのパートナーシップでも独自のコースが作成され、貢献度に応じた報酬が付与される可能性があるとも考えられます。
なお、グレガード氏が投稿した画像では、バルサファンが「Andamio」を通じてスキルを身につけて「オンチェーンスキル獲得資格情報」を取得し、仕事へのアクセス機会を得て報酬を獲得したりする流れが説明されています。
具体的な取り組みの内容などは記事執筆時点で明らかにされていないものの、フレデリック・グレガード氏は今回の報告で「これは単なるサッカーの話ではなく、ファンを変革の主役に変える取り組みである」と述べており、「バルサとカルダノは新たな時代のエンゲージメントとインパクトを切り開いている」と語っているため、今後の続報や詳細発表などにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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