ここ最近の仮想通貨(Cryptocurrency)市場は成長著しく、ついに、本日5月5日市場全体の時価総額が「5兆円」を突破しました。今回注目すべきはランキングトップ10の仮想通貨の時価総額である。
仮想通貨ランキングトップ10で市場の96%を占める
キング・オブ・仮想通貨であるビットコイン(Bitcoin/BTC)の時価総額は、過去最高の「2兆9300億円」を超えており、圧倒的な額を叩き出しているが、市場第2位のイーサリアム(Ethereum/ETH)も「1兆円」を超えてきました。
また、その次につけているリップル(Ripple/XRP)の変動率は「+42.17%」を記録しており、時価総額も「4,200億円」を突破してきた。この仮想通貨ランキング上位3つの通貨だけで「4兆3000億円」を超え、市場の「86%」を占めている状態だ。
更にランキングトップ10になると市場の専有率は「96%」を超える。もちろん、多くの仮想通貨にはそれぞれ特徴があり、時価総額のみで判断できるものではないが、凄まじいほどの差が生まれている。
仮想通貨市場はまだ「成長段階」にある
ここ最近の変動率の高さは凄まじいものがあるが、何より今の仮想通貨市場に可能性を感じるのが「仮想通貨業界が始まったばかり」という事実だ。昨年末に日経(日本経済新聞)で「仮想通貨元年」の文字が、新聞一面にと掲載された仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の広告は業界に大きなインパクトを与えてくれた。しかし、あくまで今年は仮想通貨元年と掲げているくらいなので、日本人口の比率でいえばほとんどの人はまだ仮想通貨市場に踏み入れていない。
今後、市場人口と資金流入が増えていくことを考えれば、この「5兆円」という数字を将来振り返った時には小さい数値になるだろう。それでも、今回のような節目を業界の内側から観れたことに喜びを感じている。
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