イギリスの大手銀行である「Barclays(バークレイズ)」が、米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」との提携を解消したことが仮想通貨メディア「Coindesk」の報道で明らかになりました。
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英国ユーザーは「即時送金」が利用不可に
Coinbace(コインベース)がBarclays(バークレイズ)と提携を結んでいたことによって、英国のコインベースユーザーは英国の銀行間即時決済システム(FPS)を用いて英ポンド(GBP)の即時入出金を行うことができましたが、提携関係が解消されたことによって即時決済システムは利用できなくなります。
これにより英国のコインベースユーザーは、ポンドでの入出金をスムーズに行うことができなくなり、場合によっては送金に数日間かかってしまうこともあると伝えられています。Coinbaseは先月末に「FPSによるポンドの入出金サポートを一時的に取り除く」と発表しており、その代わりの対策として、英国ユーザーの取引手数料を8月1日〜8月15日の期間にかけて割引を行うという対策を取っています。
今後の予定としては、コインベースはバークレイズの代わりにここ数年間で急速に成長している銀行である「ClearBank(クリアバンク)」と提携を結ぶことによって2019年の第3四半期(7月〜9月期)までにFPSの提供を再開する予定だとされています。
今回の報道について「Coinbase」と「Barclays」はコメントを控えているため、提携が解消となった具体的な理由などについては明らかにされていません。
FPSのシステムが利用できなくなったことによって、英国ユーザーは即時送金を行うことはできなくなったものの、CoinbaseによるとFPSが停止している間でもデビットカードやクレジットカードを使用することによって、比較的早い時間で仮想通貨を購入することができると説明されています。
またFPSほどの速さではないものの、比較的早く資金を引き出すことができる方法はこの他にも複数存在しているため、英ポンドの出金やビットコインなどの売買は問題なく行うことができるとのことです。
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