仮想通貨市場では依然として下落傾向が続いており、これらの技術に対する批判的な意見も複数語られていますが、ビットコイン(Bitcoin/BTC)関連の専門知識を有している技術者は世界中で求められているようです。世界最大級のクラウドソーシングサイトである「Upwork(アップワーク)」のデータによると、ビットコインのスキルを持つフリーランサーの平均時給は「20,000円を超える」とされています。
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高額な時給を稼ぐ「フリーランサー」が増加
世界最大級のクラウドソーシングサイトである「Upwork(アップワーク)」によると、現在は非常に多くの雇用者がビットコインなどの仮想通貨やブロックチェーン技術に関する知識を有する個人を探しています。
仮想通貨やブロックチェーンは今や世界中の大手企業や政府機関で活用されており、現在もその勢いは加速しています。このような現代社会の中で多くのハイテク企業や経営者は”ブロックチェーン技術”に精通している人材を求めており、自社のシステムにこれらの技術を活用して業務効率化を図りつつ、新しいサービスを開拓していきたいと考えています。
フリーランスとして働きながら「一般的な会社員」や「フルタイムの従業員」と同様の給料やメリットを得ることは難しいのが現状ですが、Upworkユーザーの約73%はより多くの収入を獲得し始めていると報告されています。
UpworkのチーフエコノミストであるAdam Ozimek氏は、同社が公開している記事の中で”特に高い収入を獲得している専門家のスキル”を掲載し、特定のスキルを有した複数の専門家が非常に多くの時給を稼いでいるということを報告しています。
このデータは非常に高度なスキルを必要とする仕事が「Upwork」の専門家によって行われていることを示しています。”高額な給料を得られるスキル”は逸話などではなく、1つの分野に限定されるわけでもありません。米国では法律、マーケティング、金融、ハイテクなど、様々な分野のフリーランサーがプラットフォーム上で非常に高額な時給を稼いでいます。
高給スキル第3位は「ビットコイン関連」
Upworkが掲載しているデータによると、“ビットコイン(Bitcoin)”の分野で働いている人の平均時給は約215ドル(約22,800円)となっており、3番目に高額な時給だとされています。これは、仮想通貨やブロックチェーン技術が世の中で主流になりつつあることを示しており、企業や経営者が高額な給料を支払ってでもこれらの技術を取り入れていきたいと考えていることを示しています。
また、これらの仕事がフリーランスの人々に依頼されていることを考えると、おそらく多くの企業では「ビットコイン関連の知識を有している技術者いない」または「不足している」のだと考えられます。
ビットコイン価格が現在も下落傾向であることも踏まえて考えると、今回のデータはより興味深いものになります。一部の人々は未だにビットコインに対して否定的な意見を語っていますが、少なくとも「Upwork」でビットコイン関連の仕事を依頼している企業は、”ビットコインの将来にそれだけの価値がある”と考えていることになります。
日本でもブロックチェーンや仮想通貨に関する知識を有している人材は多く求められており、今年3月に「株式会社大和ネクスト銀行」が行なった調査では、最近話題の職業のうち”10年後の平均給与が最も高いと思う職業”の第4位は「ブロックチェーンエンジニア(仮想通貨の取引に関わるシステムの技術者)」となっており、回答者の7%が”ブロックチェーン”と回答したと報告されています。
最近では「人工知能(AI)の発達によって、将来的には非常の多くの職業が機械化されることになる」とも言われていますが、ブロックチェーン技術はAIの情報収集や管理などでも活用されているため、長期的にも重要があるスキルだと考えられます。新しいスキルを身に付けたいと考えている方は、この機会にブロックチェーン・仮想通貨関連のスキルを勉強してみるのも良いでしょう。
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