仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)の未来について「ウェブ・ボット(未来予想プログラム)」にインタビューした内容が話題になっています。
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ウェブ・ボットとは?
ウェブ・ボット(Web Bot Project)は、元マイクロソフト(Microsoft)の技術者であるクリフ・ハイ(Clif High)氏が作成した株価を予測するコンピュータープログラムです。
このウェブ・ボットは、インターネット上のチャットやSNSなどで繰り広げられる「人々の会話」を集計し分析、そこに含まれる単語から感情値を測定します。
人の感情値を株価の予想に使うことで、的中率を向上させたプロジェクトだと言われています。株価の分析には経済学はもちろん、地政学や行動心理学などを読まなければいけないためそのような仕様にしたのだと考えられます。
ビットコイン「1000ドル突破」と下落も予想済み
ビットコインに対しても、昨年の7月の時点に予測を出していました。
ウェブ・ボットが出していた予想は
・ビットコインは7月12日から「1000ドル」まで上昇する動きが始まる
・中国人がビットコインに集まってくる
・1度目の1000ドル突破の後すぐに900ドルまで下落する。
などの予測で、昨年の年末から今年頭のビットコイン相場の動きと非常にマッチしていると言っても良いでしょう。
ウェブ・ボットはネット上の人々の言語を参考にするので、ある程度的中率が高くなるのも理解できますが非常に興味深いプログラムです。
ウェブボット・インタビュー
ウェブボットにいくつか質問をした際に、ビットコインについて語られたものがありましたのでご紹介いたします。
— オバマ大統領在任中に市場の崩壊は起きますか?
「可能性はあります。しかし、それはドルの価値が短期間下落するフラッシュ・クラッシュと呼べるレベルのものです。フラッシュクラッシュは、1月8〜1月12日に起きる。」
ずっと上がり続けていたドルが、9日から突如下落したのとピッタリあうのが非常に興味深いです。
続いて、ウェブボットは
「金融システムの根本的な変化がすでに水面下で起きている。すでにそれはビットコインの急激な価格上昇によって証明されている。」
「ビットコインは金や通貨のように操作されていない。市場を素直に反映している。つまりビットコインの上昇は既存の通貨の危機を意味している。」
と現状、ビットコインが人々に求められている理由を明確にして既存の通貨の立場を的確に言い表しており、最近の「元とビットコインの関係性」と「その他の仮想通貨とビットコインの関係性も明確にしています。
「中国の元からビットコインへの逃避がビットコイン急騰の原因だが、ドルや他の通貨でも同じ様なことが起きる。」
また、ウェブポットは最後に
「中国では、アジア開発投資銀行で集めた資金を「巨大なユーラシア経済圏」のために活用し始めている。この構想が完成すれば世界一の人口密度を誇るアジアで十数億人の人々が一斉にビットコインを購入する可能性がある。」
と予想しています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)とウェブボットのまとめ
ウェブボットはあくまで「未来予想プログラム」であり、決して預言者などではありません。
ですが、ここまでしっかりと仮想通貨市場を見ながらビットコインの将来の考察を行えるのは非常に面白いプログラムだと思います。