ベネズエラのNicolás Maduro(ニコラス・マドゥロ)大統領が「同国の首都カラカスにある高級ホテルで国際的な仮想通貨カジノをオープンすること」を計画していることが複数メディアの報道で明らかになりました。
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仮想通貨ペトロ用いた「カジノ運営」を計画
ベネズエラのNicolás Maduro(ニコラス・マドゥロ)大統領は、同国の石油資産に裏付けられたベネズエラ政府独自の仮想通貨「ペトロ(Petro/PTR)」を活用した政策を積極的に進めていますが、先日16日には『ベネズエラの首都カラカスにある高級ホテル「Hotel Humboldt(ホテル・ハンボルド)」で”国際的な仮想通貨カジノ“オープンする』と発表したと伝えられています。
今後数カ月以内に営業を開始する予定だとされるこのカジノでは仮想通貨ペトロで賭けを行うことができ、カジノの運営によって得られた収益は「教育」や「ヘルスケア」などの資金に当てられる予定となっています。
カジノでは「円・人民元・ドル・ユーロなどの法定通貨」や「その他の仮想通貨」とペトロを交換できるようになっているとされています。具体的にどの仮想通貨がペトロとの交換に利用できるかについては明らかにされていませんが、政府が公開しているペトロアプリは、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ダッシュ(Dash/DASH)
に対応しているため、これらの仮想通貨に対応するのではないかとの見方も出ています。
ベネズエラでは元大統領であるHugo Chávez(ウゴ・チャベス)氏が犯罪行為増加への懸念から「全ての賭博施設の閉鎖」を命令したため、これまではごく僅かな人々の間のみでギャンブルが行なわれていましたが、「仮想通貨カジノ」が再び設立されれば、同国でカジノ運営が再開されることになります。
深刻なインフレ問題に直面しているベネズエラでは仮想通貨の採用が進んでおり、先週はマドゥロ大統領が「税金や光熱費をペトロで支払うこと」を提案したことも報告されています。このようなベネズエラの政策には問題点を指摘する声も多く出ており、「実際にはペトロの商業利用は確認できていない」と指摘する声も出ているため、仮想通貨をいち早く本格導入したベネズエラの取り組みが今後どのような結果をもたらすかには注目が集まります。
(参照元:Bitcoin.com)
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