仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

SBI Ripple Asia株式会社とは?

SBI Ripple Asia 株式会社とは、日本及びアジア地域においてブロックチェーン技術を活用した次世代型決済基盤を提供している、SBI グループとリップル社の合弁会社です。

会社概要

商号:SBI Ripple Asia 株式会社
英語表記:SBI Ripple Asia Co.,Ltd.
本社所在地:東京都港区六本木一丁目 6番 1号
設立:2016年 5月 18日
資本金:5億円(資本準備金等を含む)
代表取締役:沖田 貴史
株主:SBI ホールディングス株式会社、Ripple

SBI Ripple Asia の事業内容

SBI Ripple Asia の公式サイトでは、事業内容について以下のように記されています。

事業内容
ブロックチェーン技術等を活用した各種フィンテックソリューションの企画、開発、制作、販売、保守、運用、輸出入、およびそれらに関するコンサルティング業務
・各種金融機関、 送金事業者へのソリューション提供
・「Ripple Solution」及び今後開発される Ripple 社の各種ソリューションの金融機関への拡販のほか

「価値のインターネット」の実現を目指す

SBI Ripple Asia は、SBI グループと Ripple 社の知見と技術を融合させることで、日本国内やアジア地域での「価値のインターネット」を実現することを目指しています。

「価値のインターネット」とは、Ripple 社が掲げるビジョンでもあり、現在の社会で「情報の交換や移動」などが瞬時に行われている点に比べ「価値の交換や移動」に関しては明らかに遅れている点を改善するために、送金時間や手数料などの他にも、音楽や知識財産、科学的な発明など、あらゆる面での革新的な変化をもたらす事を目指している目標です。

Ripple Solutionとは

Ripple Solution(リップルソリューション)とは、リップル社が提供している、金融決済の円滑化を図る為に作成されたネットワークシステムです。
国際間決済でのコスト削減や時間短縮などが期待されており、リップルソリューションを取り入れる事で、銀行などが国際間取引をする場合に消費者レベルまで安価でスピーディな決済を行う事ができるようになります。

内外為替一元化コンソーシアム

SBI Ripple Asia はリップル社が進める「内外為替一元化コンソーシアム」というプロジェクトの事務局を務めています。

内外為替一元化コンソーシアムとは銀行の垣根を越えて、決済や送金をより効率的に行うことを目指しているプロジェクトです。

このプロジェクトには、2017年 10月の時点で日本国内の銀行やメガバンクなどの 61 行の銀行が参加しており、外国為替に加えて内国為替も一元的に行う決済プラットフォーム「RCクラウド」をリップルソリューションを活用して構築し、実用化に向けて動いています。

参加する銀行間で統一されたシステムを利用することで、決済にかかる為替手数料の低減営業時間の問題などを改善できるほか、24時間銀行間送金も可能になります。

RCクラウドとは、内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行同士とリップルソリューションを導入している外国銀行とを結ぶクラウドシステムのことです。

まとめ

SBI Ripple Asia は、国内や海外の銀行を結ぶための様々な役割を担うことで、既存の銀行システムが抱える様々な問題点を大幅に改善することを目指しており、そのさらに先には「価値のインターネット」という壮大なビジョンがあります。
すでに多くのプロジェクトで実績をあげている SBI グループに今後も注目していきましょう。

公式サイトはこちら
>>SBI Ripple Asia(Ripple.com)
>>SBI group