仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Cardano基盤のDeFiサービス提供へ「Astarter」を発表:EMURGO×Blockchain 4A


カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門である「EMURGO(エマーゴ)」は2021年9月16日に、中国・深セン市に本拠地を構えるテクノロジー企業「Blockchain 4A」と協力して、Cardanoブロックチェーンを用いた分散型金融(DeFi)サービスを開発する合弁事業『Astarter』を立ち上げたことを発表しました。

こちらから読む:「暗号資産」関連ニュース

ローンチパッド・DEX・DeFiサービスなどを展開

EMURGO(エマーゴ)は2021年9月16日に、中国・深セン市に本拠地を構えるテクノロジー企業「Blockchain 4A」と協力して、Cardanoブロックチェーンを用いた分散型金融(DeFi)サービスを開発する合弁事業『Astarter』を立ち上げたことを発表しました。

「Blockchain 4A」はトークン経済モデルの設計・ブロックチェーン技術開発・機関投資・ブランドとコミュニティの構築・メディアプロモーション・市場価値管理・DApps開発などの経験を有するテクノロジー企業であり、新たに立ち上げられた『Astarter』はカルダノに関する深い知識を有する「Emurgo」の技術的専門知識と、DeFiインフラ開発などの知識・経験を有する「Blockchain 4A」の経験を融合させたジョイントベンチャーだと説明されています。

カルダノは今月13日に、Cardanoブロックチェーンにスマートコントラクト機能などをもたらす大型アップグレード「Alonzo(アロンゾ)」を完了したため、開発者は分散型金融(DeFi)分散型アプリケーション(DApps)分散型取引所(DEX)Non-Fungible Token(NFT)などを開発・展開することができるようになりました。

Astarterは、カルダノブロックチェーン上で「資金調達のためのローンチパッド・オンチェーン分散型取引所(ADEX)・貸付と借入のための分散型マネーマーケット・テックサービスプラットフォーム」などを展開することを予定しているとのことで、Cardano(ADA)ユーザーに有用性の高い多くのサービスを提供して、サービスが行き届いていない地域の人々に金融サービスを提供することを目指していると説明されています。

ローンチパッド・分散型取引所・DeFiプラットフォームなどの提供が開始されれば、企業がカルダノブロックチェーン上でトークンを発行して資金調達を行なったり、ADA保有者が分散型取引所でトークンの取引をしたり、ADAの貸付・借入を行なったりと様々なことができるようになるため、カルダノブロックチェーンやその関連サービスがより身近な存在になっていくと期待されます。

>>「EMURGO」の公式発表はこちら
>>「Astarter」の詳細はこちら