株式会社フィスコは2021年11月8日に、同社が発行している仮想通貨フィスココイン(FiscoCoin/FSCC)を今後5年間をかけてバーン(焼却)していく予定であることを発表しました。また、フィスコは今回の発表の中で『当社株式への投資の魅力を高めるために、従来の株主優待のクラブフィスコIPOナビ(リミテッド)に加えて、FSCCを進呈することを決定した』とも報告しています。
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今後5年間継続して「FSCCのバーン」を実施
株式会社フィスコは2021年11月8日に、同社が発行している仮想通貨フィスココイン(FiscoCoin/FSCC)を今後5年間をかけてバーン(焼却)していく予定であることを発表しました。
フィスココイン(FiscoCoin/FSCC)はフィスコが発行しているイーサリアムのERC-20規格に準拠した暗号資産であり、日本の暗号資産取引所「Zaif Exchange(ザイフ)」や海外でサービスを展開している複数の暗号資産取引所に上場しています。
バーン(焼却)とは、運営者が保有している仮想通貨の一部を「誰もアクセスすることができないウォレットアドレス」へと送金することによって、その仮想通貨を二度と使うことができないようにする行為のことであり、市場に流通する通貨の枚数が減少することによって、通貨1枚あたりの価格上昇にもつながると期待されています。
フィスココインのバーンは、各事業年度における連結営業利益の額を上限として今後5年間継続して実施される予定となっており、現在フィスコは発行可能枚数5,000万FSCCのうちの約35%にあたる「1,730万FSCC」を保有しているため、これらのFSCCがバーンの対象になると説明されています。
なお、2021年のバーン枚数については『2021年12月期の連結営業利益額を2022年3月31日23時59分時点での暗号資産交換所ZaifにおけるFSCC価格で除したFSCCの枚数をバーン対象枚数とし、年1回でバーンの実施を予定している』と説明されています(公表されているデータに基づいて計算した場合のバーン枚数は367,441枚)。
実際にバーンされる枚数については『業績とFSCC価格が確定したタイミングで経過を開示する』と説明されており、2022年度以降についても同様の算定方法で継続してバーンを実施していく予定だと報告されています。
なお、フィスコは今回の発表の中で『当社株式への投資の魅力を高めるために、従来の株主優待のクラブフィスコIPOナビ(リミテッド)に加えて、FSCCを進呈することを決定した』とも報告しています。