「Facebook(フェイスブック)が独自の仮想通貨を発行する計画に真剣に取り組んでいる」との報道が話題となっています。
米メディアが匿名の関係者から情報を入手
米国のニュースメディアであるcheddarの報道では、Facebook関係のある匿名の人物は、フェイスブックが独自の仮想通貨を発行することについて「非常に真剣である」と語ったことが報じられています。
Facebookの「バーチャルトークン」は、22億人のユーザーへの電子決済や送金などにも使用することもできるとも報じられています。
ブロックチェーン技術と仮想通貨に関するFacebookの取り組みは、実現に数年かかるだろうとみられており、計画の関係者はイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を行う計画はないと述べているとのことです。
現時点では詳細はあまりありませんが、具体的にはプラットフォーム上での電子決済を促進するために仮想通貨が使用されると言われています。
また、Facebookの巨大なユーザーベースとサイトの既存のマーケットプレイスセクション商品を売買するためのトークン化されたデジタル通貨とその基盤となるブロックチェーン技術をプラットフォーム全体で活用するための他の方法も検討しているとも言われています。
仮想通貨への取り組みはDavid Marcus氏が率いると言われています。
David Marcus氏は、Facebookの新しいブロックチェーン部門を指揮していると今週初めに報告されています。
ブロックチェーンの研究チームも立ち上げ
FacebookのMessenger部門の幹部であるDavid Marcus氏は先日、ブロックチェーンを活用する最善の方法を探求するための研究チームを立ち上げる意向であることを明らかにしました。
Facebookは現在「Family of app」、「Central product services」、「New platform and infra」という3つの部門で構成されているといわれています。
この中でも「New platform and infra」は、ブロックチェーン技術/拡張現実/VR/エンタープライズテクノロジー/人工知能(AI)などの分野を担当する部門であるとされています。
Facebookの研究チームの詳しい内容はこちら
Facebookは海外メディアThe Vergeに対して次のように語っています。
「他の多くの企業と同様に、ブロックチェーン技術の力を活用する方法を模索しているように、この新しい小さなチームは、さまざまなアプリケーションを検討していきます。我々はこれ以上共有するものはない」
(引用:cheddar.com/theverge.com)