オーストラリアのコンビニ大手「OTR」は2022年8月18日に、同社が展開している175の店舗で仮想通貨決済が可能になったことを発表しました。仮想通貨決済は「Crypto.com」との提携によって提供されているとのことで、今後はさらに250店舗へと対応店舗を拡大する予定だと報告されています。
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仮想通貨決済で日用品・ガソリンの購入が可能に
オーストラリアのコンビニ大手「OTR」は2022年8月18日に、同社が展開している175の店舗で仮想通貨決済が可能になったことを発表しました。
同社は仮想通貨関連サービスを提供している「Crypto.com」や、オーストラリアのハイテク企業「DataMesh Group」との提携を通じて仮想通貨決済を導入しているとのことで、Facebook上では「Crypto.comウォレットを用いた仮想通貨決済の動画」も公開されています。
今日から、OTRは店舗での支払い方法として仮想通貨を受け入れるようになりました。お客様はCrypto.comウォレットを介して安全かつ簡単に支払うことができます。
OTRの公式発表によると、仮想通貨決済はガソリン・コーヒー・サンドイッチなどの日用品購入で利用できるとのことで、Crypto.comアプリでQRコードをスキャンするだけでリアルタイムに仮想通貨決済を行うことができると説明されています。
仮想通貨決済が可能な店舗は「ビクトリア州・南オーストラリア州・西オーストラリア州にある175のコンビニ店舗」とされていますが、今後はオーストラリア国内にある250店舗でも仮想通貨決済が可能になり、最終的には440店舗以上で仮想通貨決済が利用可能になる予定だと報告されています。
今回の仮想通貨決済導入は、コンビニ利用者の間で『仮想通貨決済で商品を購入したい』という要望が多かったことを受けてのものであるとのことで、『最新の調査では商人と消費者の55%が暗号資産での取引を望んでいる』とも報告されています。
支払いに利用可能な暗号資産の詳細については明らかにされていないものの、顧客は支払いに利用する仮想通貨を選択して決済を行うことが可能、店舗側は支払われた仮想通貨を豪ドルに変換した状態で料金を受け取ることができると説明されています。
また「2022年9月16日までの期間中に仮想通貨で支払いを行った場合には、購入時に2%のキャッシュバックを受けることができる」とも説明されているため、今後はオーストラリアで仮想通貨決済の利用が増加する可能性もあると予想されます。