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「サトシ・ナカモトは女性です」|ニューヨーク州議会議員

ニューヨーク州議会議員であるCarolyn Maloney(キャロリン・マロニー)氏は、5月13日にブルックリンで開催されたイベントの中で「Satoshiは女性です」という興味深い理論を述べています。

現代テクノロジーを支える重要人物

ビットコイン(BTC)の発明者として知られるサトシ・ナカモトの正体は誰なのか?というテーマは仮想通貨業界において非常に身近なテーマですが、その正体が女性であるという意見はこれまでにあまり耳にしたことはありません。

ニューヨーク州議会議員であるCarolyn Maloney(キャロリン・マロニー)氏は、5月13日にブルックリンで開催されたイベントの中で「Satoshiは女性です」という興味深い理論を語っています。

コンピュータやインターネットなどの革新的な発明のほとんどは、男性が発明したという考え方が浸透しています。

しかし現実には一概に男性だけがそのような発明を成し遂げているわけではなく、世界初のコンピュータープログラムのデバッグを行なった人物であると言われているエイダ・ラブレス(Ada Lovelace)氏やグレース・ホッパー(Grace Hopper)氏などのパイオニアは、技術の歴史を伝える上でより重要な役割を果たすはずです。

エイダ・ラブレス(wikipedia.orgから)

実際、彼女たちやその他の数え切れないほどの女性の力がなければ、私たちは現在のデジタル社会を築くことはできていなかったかもしれません。

仮想通貨業界で活躍する女性たち

Lightning LabsのCEO エリザベス・スターク氏(flickr.comから)

Lightning Labsの最高経営責任者(CEO)であるエリザベス・スターク(Elizabeth Stark)氏も仮想通貨に関わる重要な女性の1人であり、彼女自身も仮想通貨の世界に勤める1人の女性として「女性がやっているすばらしい仕事を軽んじられている」ことに対して疑問を呈しています。

仮想通貨への取り組みに早い段階から取り組む女性にとって性別は資金調達の問題でもなく、不愉快なものでもないはずです。しかし業界における特権と権力の地位において女性が過小評価を受けているという事実は、他の多くの産業と同様に隠すことはできない現状があるようです。

国際的に行われた調査の結果では、2012年1月から2018年1月の間に創設されたベンチャーキャピタルの仮想通貨およびブロックチェーンの組織では、創業チームのおよそ8%が女性であることが明らかになっています。そしてこの数字は、より幅広いテクノロジー業界では17.7%にまで膨れ上がっています。

女性を軽視することで仮想通貨の発展が止まる?

ギリシャの欧州議会議員であるエヴァ・カイリ(Eva Kaili)氏は、承認の欠如、男女平等、女性に対する敬意がないために仮想通貨の発展が止まる可能性があると指摘しています。

「女性はこの技術とのより良い理解と異なる優先順位を持っています。私たちは、これらのツールを使えば、将来に強い影響を与えることができると信じています。」

実際に仮想通貨が世の中に広く普及するためには、今後は特に女性への浸透がより重要になってくることになると考えられます。今の現状では仮想通貨を保有している人の多くが男性であるとも言われているため、より一般的に使用される通貨になるためにも、女性の存在が不可欠であることは明らかです。

そのためには仮想通貨業界で活躍している女性たちの存在がより重要であることも間違い無いでしょう。

全ての人に親しみやすいテクノロジーを

私たちはサトシ・ナカモトが女性であるか男性であるかを知ることは難しいと考えられますが、おそらくそれは大きな問題にはならないでしょう。

彼女たちの発言は、仮想通貨ブロックチェーンといった新しい技術が「男性/女性を問わず全ての人にとって親しみやすい存在でなければならない」ということを再確認させてくれます。

(引用:bitcoinist.com

サトシ・ナカモト記念碑と仮想分散型共和国

ウクライナの『Satoshi Nakamoto Republic』と呼ばれるグループは、『サトシ・ナカモト記念碑』の建設とともに、仮想分散型共和国『サトシ・ナカモトシティ』を立ち上げる計画を進めています。

この記念碑は、”ソビエト連邦の父”であるウラジーミル・レーニンの記念碑が立っていたシェフチェンコ通りに建設される予定となっています。

ウクライナで進む『サトシ・ナカモト』プロジェクト