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Unityアセットストア:Web3ゲーム開発に役立つ「分散型技術」のカテゴリ追加


ゲームエンジンを開発している「Unity」は2023年2月28日に、ゲームの中に取り入れられる素材をダウンロードできるオンラインストアであるUnityアセットストアに新しく「ゲーム向け分散型技術」のカテゴリページを追加したことを発表しました。

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Unityアセットストアに「分散型技術」のカテゴリ追加

ゲームエンジンを開発している「Unity」は2023年2月28日に、ゲームの中に取り入れられる素材をダウンロードできるオンラインストアであるUnityアセットストアに新しく「ゲーム向け分散型技術」のカテゴリページを追加したことを発表しました。

Unityアセットストアとは、3Dモデル・2Dモデル・アドオン・オーディオ・テクスチャ・アニメーションなどといった、ゲーム制作やアニメーション制作に必要な素材をダウンロードできる販売サイトであり、無料のものから有料のものまで様々な素材が提供されています。

今回追加された「ゲーム向け分散型技術」は暗号資産・ブロックチェーン関連のカテゴリページとなっており、デジタル資産の管理・スマートコントラクトのセットアップ・ブロックチェーンネットワーク上での構築などといった、Web3ゲーム開発に役立つ検証済みソリューションが一覧表示されています。

(画像:Unity Asset Store)

13種類の検証済みソリューションを追加

ゲーム向け分散型技術のページでは、分散型技術を活用しているUnity関連のゲームの例として「The SandboxDecentraland・DOGAMÍ」が挙げられており、具体的には以下13種類の検証済みソリューションが追加されたことが報告されています。

◆AIKON ORE ID
開発者が最初のサインイン時にブロックチェーンアカウントを作成できるシングルサインオンプラットフォーム。

◆Algorand SDK
Algorandのブロックチェーンやデジタル資産をゲームに簡単に統合するためのツールを開発者に提供。

◆Altura
AlturaのAPIとSDKは開発者がゲーム内でNFTを作成・更新・転送できるようにする。

◆Aptos Labs
ゲーム開発者がAptosのブロックチェーン上で構築を始めるためのソフトウェア開発キットを提供。

◆Dapper Labs
「Flow SDK for Unity」は、Unity開発者がゲームやアプリケーションをFlowブロックチェーンに統合できるようにする。

◆Immutable X
Ethereum上でメインストリーム対応のWeb3ゲームを構築し、スケーリングするための主要な開発者向けプラットフォーム。

◆Infura(ConsenSys)
Infuraのインフラと一連のツールは、開発者がEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のブロックチェーンを構築し接続するのを支援する。

◆MetaMask(ConsenSys)
開発者がプロジェクトにインストールできるライブラリ。Unityで開発されたあらゆるゲームを主流の仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」と簡単に接続できるようにする。

◆Truffle(ConsenSys)
Truffleは、Ethereumのための包括的なスマートコントラクト開発フレームワーク。

◆Nefta
デジタル資産・マルチチェーンウォレット・トークン・カスタムマーケットプレイス・ホワイトラベルサービスなどをシームレスに統合するためのアクセスを開発者に提供する。

◆Pocketful of Quarters
Quarters SDKは開発者向けのプラグアンドプレイ収益化ツール。開発者はソーシャルゲームや相互運用可能なゲームの作成に集中できる。

Solana
「Solana SDK for Unity」は、ゲーム開発者がSolanaベースのNFT・トークン・オンチェーンプログラムをUnityゲーム内に簡単に統合できるようにする。

Tezos
Tezos SDKには、ゲーム間でのプレイヤーアカウントのリンク・ゲーム内アイテムや通貨の鋳造と取引など、幅広い機能が付属している。

今回新たに「ゲーム向け分散型技術」のカテゴリページが追加されたことによって、ゲーム開発者はUnityアセットストアでゲームに統合できるWeb3関連のソフトウェア開発キット(SDK)やプロトコルを簡単に見つけることができるようになったため、これによって各種ブロックチェーンを活用したゲーム開発が活発化する可能性があると期待されています。

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