Polygonの次世代トークン「POL」を発表
ポリゴン(Polygon/MATIC)の開発で知られる「Polygon Labs」は2023年7月13日に、アップグレードされたPolygonの次世代ネイティブトークン「POL」を提案するホワイトペーパーが公開されたことを発表しました。
本日「Polygon 2.0」の技術提案が発表されました。
Polygonプロトコルのアップグレードされたトークン「POL」?
POLはPolygonエコシステムを保護・調整・成長させるために設計された次世代のネイティブトークンです。
以下のビデオでその素晴らしさをご覧ください?
Polygonの詳細はこちら
アップグレードされた新トークン「POL」とは
POLは、Polygonのネイティブトークン「MATIC」を技術的にアップグレードした新しい仮想通貨であり、アップグレード提案の採用がコミュニティに承認された場合には、全てのMATICが1:1の割合でPOLに置き換わることになると報告されています。
Polygon Labsは「BTCは保有者がプロトコルに参加して報酬を得ることができない非生産的なトークンで、ETHはバリデータとして報酬を得られる生産的なトークンである」と説明した上で、「POLは非常に生産性が高い第3世代の暗号資産だ」と述べています。
POL保有者はETHのようにバリデータになって報酬を得ることが可能で「バリデータは複数のチェーンを検証できる」「チェーンはバリデータに複数の役割とそれに対応する報酬を提供できる」という2つの大きな改善点があると説明されています。
POLにアップグレードするメリット
また、POLはPolygonエコシステムに複数の大きな利点をもたらすとも説明されており、具体的なメリットとしては以下のようなものが挙げられています。
- エコシステムのセキュリティ強化:高度に分散化されたPoSのバリデータプールによって、全てのPolygonチェーンにセキュリティ・回復力・信頼できる中立性をもたらすことができる
- 無限の拡張性:POLはPolygonエコシステムの急成長や大規模採用に対応できる。これによってセキュリティを犠牲にすることなく、バリデータプールを拡張して数千のPolygonチェーンをサポートできるようになる
- エコシステムのサポート向上:Polygonエコシステムや業界全体はまだ初期段階で、今後数年間は継続的なサポートが必要になるが、POLはそれらの活動に対して持続可能なプロトコル内のメカニズムを提供できる
- ユーザーと開発者の摩擦を軽減:ブロックチェーンプロトコルではネットワークを使用するためにユーザーと開発者の両方がネイティブトークンを保有・ステーク・消費する必要がある。これは摩擦を引き起こし、ユーザーと開発者のエクスペリエンスを低下させるが、POLはそのような摩擦が生じないように設計されている
- コミュニティよる管理:Polygonは分散化を重視してコミュニティによって管理されることを目的としている。そのため、POLは保有者がガバナンス権限を持てるよう、ガバナンスの枠組みで利用できるようにする必要がある
MATIC→POLへの交換方法
MATICをPOLに置き換える作業はシンプルになっているようで、アップグレード用のスマートコントラクトにMATICを送信すると、同量のPOLを自動的に受け取ることができると説明されています。
また、MATIC保有者にはPOLへのアップグレードを行うための十分な時間(例:4年以上)が与えられるとのことで、今回の提案についてコミュニティから十分な支持が得られた場合には、数ヶ月以内に移行作業が開始される可能性があるとも説明されています。
POLの詳細は今回公開された「POLホワイトペーパー」で確認することができます。
セブンイレブンのNFTはPolygon基盤