仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

ジャスミー「ID・パスワード入力不要の認証ソリューション」を開発

パスワードレス認証による強固なセキュリティを実現

ジャスミーコイン(JMY)などの取り組みでも知られるジャスミ株式会社は2023年7月31日に、ID・パスワードの入力を不要とする認証ソリューションを開発したことを発表しました。

この認証ソリューションは、同社が提供する分散型ID「Jasmy Personal Data Locker(PDL)」の認証機能に、同社が今年3月に特許を取得した「第二鍵を利用したセキュリティに関する技術」を導入することによって、パスワードレス認証による強固なセキュリティを実現しているとのことです。

また、パートナー企業との共同開発によって、認証ソリューションをスマホアプリやウェアラブルデバイスに組み込むことで、様々なIoT機器への認証にも利用することが可能、さらに生体認証を導入することでより強固なセキュリティを提供するとも説明されています。

認証ソリューションの詳細

今回発表された認証ソリューションの詳細については以下のように説明されています。

【新技術詳細】
認証ソリューションを利用するスマホアプリやデバイス(AD:Authentication Device)を指定し、PDLを含むブロックチェーンプラットフォーム(認証PF)に、ADの情報や各種サービスに利用するID・パスワード情報を登録する。この際に安全なパスワードを自動生成することが可能。

ADと認証PFの間は、特許を用いた鍵生成方式を利用し、公開鍵方式の安全なやり取りを実現する。生体情報を利用する場合には、生体情報を登録できるが、生体情報はAD内に記録され、認証PFには登録されない(図1参照)。

図1(画像:ジャスミー株式会社)

この認証ソリューションを利用するサービス事業者のアプリケーションに対して、AD認証用のSDKやWeb APIを提供することで、ID・パスワードの入力なしで各アプリケーションへのログインが可能(図2参照)。

図2(画像:ジャスミー株式会社)

さらに、生体認証として「株式会社モフィリア」が現在開発中のフィルム型の静脈認証モジュールをADに搭載することで「指をかざす」という1つのアクションのみでログインが完結するIoT時代のライフスタイルも実現。

【活用イメージ】

【パートナー企業】

株式会社モフィリア
静脈認証のリーディングカンパニーとして、フィルムタイプの静脈認証モジュールを発表。今後は、スマートフォン・スマートウォッチ・ウエアラブルデバイスへの展開で静脈認証のパーソナルユース化を目指す。

株式会社スマートコムラボラトリーズ
医療分野の課題解決や地域包括ケアを目的にIoT技術で現場をセンシングするソリューションを展開し、Well-beingを目指した「Individual Solutions」を展開。

株式会社アプリックス
組込み&エッジからクラウドまでワンストップで開発できる技術を活かして、チップ選定・基盤開発・BLE接続・認証センサーの結合等のドングル(ウエアラブルデバイス)用モジュール開発を担当。

>>ジャスミー関連の最新記事はこちら

ジャスミー発表