米SECに対して「再審査」を命令
Grayscale（グレースケール）のビットコイン現物ETF転換に関する裁判で、米国の控訴裁判所が米国証券取引委員会（米SEC）に対して再審査を要求する正式な命令を下したことが明らかになりました。
グレースケールは同社が提供している投資信託「GBTC」をビットコイン現物ETFに転換するための申請を行なっていましたが、米SECはこの申請を承認しなかったため、グレースケールは米SECに対して訴訟を起こしており、2023年8月29日には米控訴裁判所の判事がグレースケールの審査請求を認めたということが報告されていました。
今月13日には「米SECが控訴申請の期限とされていた2023年10月13日までに控訴してなかったこと」が報告されていましたが、今回は米SECからの控訴がなかったことを受けて、米控訴裁判所が最初の判定に基づく正式な命令を下したことが報告されています。
米SECはグレースケールの申請を再審査することになったため、仮想通貨業界では「グレースケールの勝利」として今回のニュースに注目が集まっています。
今後の展開としては「米SECがグレースケールの申請を承認する」もしくは「別の理由で再び申請を却下する」という2つの可能性が残されていますが、仮想通貨業界では承認を期待する意見が多く上がっています。
今のところ米国では「ビットコイン現物ETF」に関する申請は承認されていませんが、本日24日には「BlackRockのビットコイン現物ETFがDTCCに掲載された」ということも報告されているため、業界では”ビットコイン現物ETFの早期承認”に期待が高まっています。
