100万ドル規模のBTCアドレス数が「3倍以上」に増加
100万ドル(約1億5,000万円)相当以上のビットコインを保有するウォレットアドレスの数が2023年内だけで3倍以上にまで増加していることが明らかになりました。
Cointelegraphの報道によると、ビットコインを100万ドル相当以上保有しているアドレスの数は2023年1月1日時点で「23,795」であったものの、現在はその数が「81,925」まで増加していると報告されています。
これは仮想通貨ウォレットなどに関する様々な情報を発信している「BitInfoCharts」のデータに基づくもので、記事執筆時点では「100万ドル規模のウォレット数が81,707、1,000万ドル規模のウォレット数が6,651」と報告されています。
ビットコイン価格は2023年1月1日時点で16,500ドル(約250万円)程度だったものの、その後は順調に上昇し続けており、記事執筆時点では37,000ドル(約560万円)まで回復しているため、一連の価格上昇によってビットコインのミリオネアが急増していると考えられます。
また、2023年には「サメ・クジラ」と呼ばれるBTC大口保有者の動きが活発化していることも報告されていたため、2024年の半減期やビットコイン現物ETFへの期待感から、BTCを蓄積する投資家が増えている可能性もあると考えられます。
投資業界では、株・FX・暗号資産投資などで億単位の資産を築いた人々が「億り人」として注目されていますが、仮想通貨価格はここ最近で上昇し続けているため、一部の専門家が予想する価格まで実際に価格が上昇した場合には、仮想通貨業界でさらに多くの億り人が誕生する可能性があると予想されます。
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ETH・LINK・ADAでもクジラが活発化
なお、クジラの動きが活発化しているのはBTCだけではないようで、仮想通貨分析企業の「Santiment」は11月11日に『ビットコイン・イーサリアム・チェーンリンク・カルダノのネットワークでクジラの取引数が6ヶ月ぶりの高水準に達している』と報告しています。
? ? クジラは非常に活発で、ビットコイン・イーサリアム・チェーンリンク・カルダノのネットワークでトランザクション数が6ヶ月ぶりの高水準に急上昇しています。週末に少し利食いがあるかもしれませんが、これは必ずしも天井が差し迫っていることを示しているわけではありません。
一般的にクジラは下落相場で仮想通貨を買い集めて、価格上昇時または上昇後にそれらの仮想通貨を売却していると報告されているため、活発化しているクジラの動きにも注目が集まります。