ワールドコイン「World ID 2.0」を発表
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)は2023年12月13日に、Worldcoinが提供するデジタルIDをアップデートした「World ID 2.0」を発表しました。
Worldcoinは、ChatGPTの開発で知られる「OpenAI」のサム・アルトマンCEOらが進める仮想通貨プロジェクトであり、世界最大規模のID基盤と金融ネットワークを構築して、世界中の人々が参加できる大規模なネットワークを構築することを目指しています。
今回発表された「World ID 2.0」は、対応アプリを拡充して一連の新機能を追加し、より強力なプライバシー保護を備えたデジタルパスポートになっているとのことで、システムアップデートによって「ボット」と「認証された人間」の区別がより容易になったと報告されています。
Minecraft・Reddit・Telegramなどに対応
対応アプリとしては「Shopify、Mercado Libre、Minecraft、Reddit、Telegram」などのSNS・ゲーム・ECサービスが挙げられており、アプリ開発者が「World IDでサインイン」の機能を簡単に導入できるようにする新しい高性能開発者向けプラットフォームによって新しいアプリが続々と追加される予定であることも説明されています。
また、新しい認証レベルによってアクセスと柔軟性が向上したとも説明されており、『World ID 2.0はアプリケーションのセキュリティ・ニーズに基づいて人々がWorld IDを使用する方法を増やし、個人が特定のアプリケーションで必要以上の情報を共有しないようにする』との説明がなされています。
公式発表によると、今年1月時点で100万件未満だった「World ID」の認証件数は、2023年11月末時点で250万件以上にまで急増しているとのことで、人間であることを証明するために使用する虹彩スキャン方式の生体認証装置「Orb」がメキシコとシンガポールに設置されたことも報告されています。
仮想通貨WLDの価格は今回の発表後に上昇しており、記事執筆時点における過去24時間の価格上昇率は11%となっています。
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