カルダノ財団:新モバイルウォレット「Identity Wallet」を発表|自己主権型IDを一括管理
新製品「Identity Wallet」を発表
カルダノ財団は2023年12月12日に、自己主権型ID(SSI)を管理できるW3C互換のモバイルウォレット「Identity Wallet」を発表しました。
Identity Wallet(アイデンティティ・ウォレット)は、カルダノ財団が開発した新しいウォレットアプリであり、カルダノやその他のブロックチェーンの自己主権型IDをまとめて管理できるモバイルウォレットとなっています。
自己主権型ID(SSI)とは、個人情報の取り扱いを企業に委ねることなく自分自身で管理できるようにしたIDのことであり、仮想通貨・ブロックチェーン業界で注目されている技術の1つです。
今回の発表では「Identity Walletの公式サイト」が公開されており、現在は「Githubのページ」から同ウォレットのプレビュー版をテストすることが可能となっています(※アプリ自体はまだリリースされていないようなので、偽物や詐欺アプリにはご注意ください)
🎊 New Product Launch 🚀
— Cardano Foundation (@Cardano_CF) December 11, 2023
Introducing the Identity Wallet developed by the Cardano Foundation - a W3C-compatible mobile wallet that manages self-sovereign identities across Cardano and other blockchain networks
Key benefits:
🔹 Supports multiple identity and credential… pic.twitter.com/npF85QEuY8
🎊 新製品ローンチ 🚀
カルダノ財団が開発した「Identity Wallet」のご紹介:これはカルダノやその他のブロックチェーンネットワーク全体で自己主権型IDを管理できるW3C互換のモバイルウォレットです。
主な利点:
🔹 複数のIDと資格情報の標準をサポート
🔹 デジタル資産を安全に管理
🔹 カルダノ上のDAppsとシームレスに対話
🔹 新規ユーザーの参入障壁を下げる
🔹 エコシステム間の相互運用性
🔹 Key Event Receipt Infrastructure(KERI)を統合して相互運用性を強化ぜひチェックしてみてください➡️ https://identity.cardanofoundation.org
※公式発表内で説明されている「W3C」はWeb技術の標準化を行う非営利団体「World Wide Web Consortium」のこと、「KERI」は分散型識別やイベントログ記録のための基盤技術のことを指します。
Githubからウォレットのプレビューが可能
現在はGithubページ内にあるプレビューページにパソコンからアクセスして、デベロッパーツールで画面寸法を「iPhone 14 Pro Max」や「Galaxy Note 20」に変更すれば、PCブラウザ上で「Identity Wallet」をテスト利用することができます。
実際に使用してみたところ、一般的な自己管理型ウォレットの作成と同じような手順で簡単にウォレットを作成・復元することが可能で、ウォレット作成後は簡単作業で自分のデジタルIDを作成できるようになっていることがわかりました。
公式サイトの情報によると「Identity Wallet」はiOS・Androidの両方で利用可能になる予定であるとのことで、Githubページには将来的に「Bluetooth・生体認証・NFC」などといった様々な機能が追加される予定であることも記載されているため、今後の新たな発表や正式リリース発表にも注目です。
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