取引所ウォレットから「約125億円相当のSHIB」出金
シバイヌ（Shiba Inu/SHIB）では、Shibariumに関する大規模なSHIBバーンが立て続けに行われたことに注目が集まっていましたが、その一方では暗号資産取引所で保有されているSHIBの枚数も大幅に減少していると報告されています。
Xで37,000人以上のフォロワーを持つ著名アナリストのAli Martinez氏は2023年12月24日の投稿でこのことを報告しており、Glassnodeのデータを引用する形で「2023年11月以降では、約8,800万ドル（約125億円）に相当する8兆枚以上のSHIBが取引所ウォレットから出金されている」と報告しています。
シバイヌ｜11月以降、既知の仮想通貨取引所ウォレットから8兆枚を超える大規模なSHIBが出金されています。これは約8,800万ドルに相当します。
合計約338億枚のSHIBバーンも実施
売り圧低下・価格上昇に期待高まる
SHIB価格は今年10月頃から上昇し続けており、記事執筆時点では「1SHIB＝0.000011ドル（約0.0016円）」付近まで回復していますが、取引所ウォレットからの大規模出金は”SHIBのさらなる価格上昇”に対する期待感を高めています。
これは「取引所で保有されているSHIBが減少している＝市場でSHIBが売られる可能性が下がっている」という考えに基づくもので、取引所の保有SHIBが減少することで売り圧が弱まり、価格上昇につながる可能性があると期待されています。
このような考え方は仮想通貨分析企業である「Santiment」からも報告されており、2023年12月22日の投稿では、ETH・SHIB・FET・DENTの出金が増加していることを報告した上で『このような動きは一般的に長期的な強気シグナルとして捉えられる』との説明がなされています。
アルトコインは再び急騰しており、現在はADAが0.65ドルを突破、SOLは驚くことに100ドルに迫っています。
しかし、ETH・SHIB・FET・DENTにも注目です。これら4つの資産では、それぞれのトップ10の取引所ウォレットからの資金移動が確認されています。
これは一般的に長期的な強気シグナルとして捉えられます。過去3ヶ月間のトップ10ウォレットの動きは以下の通りです。
? Ethereum 保有額が7億7,870万ドル減少（4.3% 減少）
? ShibaInu 保有額が5,460万ドル減少（2.7% 減少）
? FetchAI 保有額が4,820万ドル減少（26.1% 減少）
? Dent 保有額が86万7,500ドル減少（1.5% 減少）
仮想通貨が個人ウォレットに移動された場合でも、分散型取引所（DEX）などを通じて売却される可能性はあるため、移動された仮想通貨が今後売却される可能性は残されていますが、ここ最近の値動きなども考慮して今後の価格上昇を予想する意見は多数出ています。
SHIBでは2021年10月頃から長期的な下落相場が続いていましたが、先月半ば頃には「SHIBが2021年から続く主要な下落トレンドを抜けたこと」が指摘されており、2023年12月26日時点でも上昇傾向は維持されているため、現在は主要な壁となっている0.000012ドル（約0.0017円）のラインを突破できるかどうかに注目が集まっています。
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