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現物ビットコインETF「初日の資金流入・流出額」が判明|2日目の取引高も

初日の純流入総額は約6億5,500万ドル

先日米国で取引が開始された現物ビットコインETFの初日の純流入総額が約6億5,500万ドル(約949億円)であったことが明らかになりました。

ブルームバーグのETFアナリストであるジェームス・セイファート氏は2024年1月13日に、各社が提供する現物ビットコインETFへの資金流入額をまとめたデータを更新し、初日の純流入総額が約6億5,500万ドルだったことを報告しています。

最も流入額が大きかったのはBitwiseのBITB(約2億3790万ドル)、次に流入額が大きかったのはFidelityのFBTC(約2億2700万ドル)で、BlackRockのIBITの流入額は約1億1170万ドルとされています。

一方、現物ビットコインETFに転換する形で発行されたGrayscaleのGBTCでは約9,500万ドルの資金流出が報告されています。

Valkyrie商品への2,940万ドルの流入を含めた内容に更新しました。純流入総額は約6億5,500万ドルです。

GBTCからの流出は高額な手数料が原因?

GBTCからの資金流出は「GBTCで設定されている1.5%という高額な手数料」が原因であるとみられており、BitMEX Researchは2024年1月13日の投稿で『今後数日・数週間・数ヶ月のうちにGBTCから大幅な流出が起きるのは確実であると考えられる』とコメントしています。

Grayscale以外の現物ビットコインETFの手数料は0.2%〜0.9%に設定されており、一部のETFには期間限定で手数料が0%になる割引も適用されているため、既存のGBTC保有者がより手数料が安い別のETF商品に資金を移動させているとみられています。

※BitMEX Researchによる以下の純フロー報告には、Valkyrieの流入額が含まれていません

ETF 1日目のフロー:更新

ついにGBTCの数字が判明しました。GBTCの流出額は9,500万ドルでした。

新しいETFの初日の純フロー総額は6億2,580万ドルでした。

1日目の勝者は「Bitwise」です。

資金面ではGBTCがリードしていて、FidelityとBitwiseがそれに続きます。

しかし、GBTCは1.5%という高額な手数料を設定しているので、今後数日・数週間・数ヶ月のうちにGBTCから大幅な流出が起きるのは確実であると考えられます。

なお、現物ビットコインETFの取引高については「初日の取引高が約45億ドル」「2日目の取引高が約30億ドル」と報告されており、「2日間の累計取引高は約76億ドルである」と伝えられています。

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