仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

日本円・米ドルステーブルコインの「GYEN・ZUSD」Solanaネットワークで提供開始

GYEN・ZUSDを「Solanaネットワーク」で展開

GMOインターネットグループの米国現地法人「GMO-Z.com Trust Company」は2024年1月23日に、日本円ステーブルコインである「GYEN」と米ドルステーブルコインである「ZUSD」をソラナ(Solana/SOL)のネットワーク上で提供開始することを発表しました。

GYENとZUSDは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)による認可を受けて「GMO Trust」が発行している日本円・米ドルに担保された法定通貨担保型ステーブルコインです。

GYENは、米国における各種規制を遵守した世界初の円ペッグ通貨でもあり、GYENとZUSDの両方が担保となる法定通貨の日本円・米ドルと1対1の交換レートで発行・換金できるようになっています(※GYEN・ZUSDは日本国内居住者向けには提供されていません)。

GYENとZUSDの価値の裏付けとなる資産の証明は、公認会計士による監査レポートを通じて毎月開示される仕組みで、GMO Trustが直接GYENとZUSDの発行・換金を行うため、手数料を抑えながらセキュリティと透明性の向上が実現されています。

これらのステーブルコインは「Ethereum」や「Stellar」のネットワーク上で提供されていましたが、今回は新たに「Solana」のネットワーク上でもGYENとZUSDの提供を開始することが報告されています。

Solanaエコシステム内での活用が可能に

ソラナ(Solana/SOL)は、高速かつ低コストなトランザクションを提供する分散型ブロックチェーンプラットフォームであるため、Solana上のGYEN・ZUSDでも「高速&低コストな取引処理」と「卓越した安定性・信頼性」が実現されていると報告されています。

Solanaネットワーク上でのサービス提供が開始されたことによって、ユーザーは支払いソリューションからクリエイティブアートサポート、GameFi、Web3モバイルアプリケーションに至るまで、Solanaエコシステム内の様々なサービスにおいて、ユースケースを構築することが可能となります。

「GMO-Z.com Trust Company」のCEOである中村 健太郎氏と、「Solana」の共同創設者であるラジ・ゴカル氏は、Solana上でのサービス提供開始について次のようにコメントしています。

【GMO-Z.com Trust Company:中村 健太郎氏】
「Solanaエコシステム」における初の日本円ステーブルコインと新たな米ドルステーブルコインのサービス開始は、我々のマルチチェーン展開における重要なマイルストーンとなります。

待望のSolanaとの連携をユーザーの皆様に発表できることを大変嬉しく思います。これから「GYEN」と「ZUSD」が「Solanaエコシステム」内の数多くのプロジェクトに統合されることを楽しみにしています。

【Solana:ラジ・ゴカル氏】
GMO TrustがSolanaブロックチェーン上でステーブルコインを発行したことは、Solanaの高性能ネットワークと低い取引手数料によって、企業がスケーラブルな方法で規制された金融商品を立ち上げることができることを明らかにしています。

GMO Trustは「今後、暗号資産取引所や事業者と連携しながら、GYENとZUSDの利用シーンの創出に取り組んでいく」ともコメントしています。

>>ステーブルコイン関連の最新記事はこちら

GMOインターネットグループ発表